イラストレーターにしもりちよこ の ど-も-のブログ

だるまさん、何見てるの？

5/11のデイリーイラスト「だるまさん、何見てるの？」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Dailyillustration-03（2005.03.28〜）>>>>のページでご覧下さい。

----------

「だるまさん、何見てるの？」

だるまさん、何を見てるの？
だるまさん、何を嗅いでるの？
だるまさん、何を聞いてるの？
だるまさん、何を得てるの？
だるまさん、何を語るの？

----------

そんな絵です。

そう、あの有名人(^^)　達磨大師のだるまさんです。
その大きな目には何が映っているのだろう.....と思いませんか？
上の問いをだるまさんに聞いたら何とこたえてくれるでしょう。
わたしが想像するに、全部に対して「何も」って言います、きっと(^_^;

でも、それは決して意地悪で言っているわけでもないし
めんどくさくて言うのでもありません。
「我思うゆえに我有り」
と言ったデカルトの境地に似ていて、
誠心誠意本心でまごころでこたえてくれるものなのです。
（注：あくまでもわたしの勝手なそうぞうですからね☆）

修行を積むときっとそこに行きついちゃうと思うんですけど
今わたしは修行を積んでいます。

ゴールに到着することを目的に修行をして、
一足飛びに「我思うゆえに我有り」になっちゃって、
「やり直しましょー」と言って、
その自分を置きっぱなしにして、
もう一度0から修行をし直している、、、、、、
みたいなのが今のわたしです。

だから今の修行はゴールに到達することが目的の修行じゃありません。
修行すること自体が目的の修行です。

あはははは〜〜
こんな哲学っぽいのおすきですか？　
お好きでなかったら絵だけ見ててね〜〜
文はあくまで“裏もの”だから.....ごめんなさいね〜(^_^;

「石の上にも3年」・・・・といいます。
〔冷たい石の上でも三年も居れば暖かになるという意味から転じて〕
辛抱していれば、やがては成功するものだという言葉です。
いいことばです。
でも、わたしの石は暖まることが目的ではないので暖まったからと言って
3年でどいてしまうことはありません。

今わたしが行っている修行は、3年と言わず、
5年でも、10年でも、20年でも、100年でもずっとずっとつづけたい修行です。

達磨さんみたいに足がなくなってもいいんです。
ずっと、ずっと。たくましく続けたいのであります。

ぼく きみのことがだいすきだったよ

5/10のデイリーイラスト「ぼく　きみのことがだいすきだったよ」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Dailyillustration-03（2005.03.28〜）>>>>
のページでご覧下さい。

----------

「ぼく　きみのことがだいすきだったよ」

めっぽうやんちゃで
わがままで

ひとみしりで
ひとなつこくて

ちょっと何かあるとすぐすみっこに隠れちゃうのに
慣れたところではわがもの顔で

びっくりしちゃうとすぐ怪我するし
気に入らないと葉っぱにだってあたっちゃう

ご機嫌の時には羽がはえたように
辺り一面くるくる回る

元気がないと心配でしょうがない
病気のきみを長く看病するなんていう未来は
来てほしくないと思っていたけど
こんなにあっけないのもかなしいよ

昨日はあんなにかがやいていたのに
今はもうどこをさがしてもいないんだもの

かなしくて　かなしくて
なみだがとまらない

今日は泣くよ
だいすきなきみをおもいだして
いっぱい　いっぱい　泣くよ

きみは　とおい　とおい　あったかい星で
ゆっくりしてね
もう　あったかい星につけたかな
いまごろは夢の中かな
ぬくぬくしながらゆっくりしてね

また会おうね
そのときはいっぱい　いっぱいお話ししたいね

ぼく　ぼく　ほんとうに　きみのことがだいすきだったよ

----------

そんな絵です。

昨日は発芽のお話をして
今日はお星様になるお話。
寒暖というか、高低差というか、
ギャップがはげしくてごめんなさい。

今日はどうしても
あたたかいお星様のお話を書きたかったの。
だいすきなディスカスくんに
愛を込めて。

元気に育て いっぱい育て

5/9のデイリーイラスト「元気に育て　いっぱい育て」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Dailyillustration-03（2005.03.28〜）>>>>のページでご覧下さい。

----------

「元気に育て　いっぱい育て」

新芽ポンッ
発芽ポンッ
元気に育て
いっぱい育て

お水をたっぷりあげましょう
お日様いっぱいあげましょう
栄養も十分足りてるかしら？

新芽ポンッ
発芽ポンッ
元気に育て
いっぱい育て

大きくなったら
何に育つかな
綺麗なお花が咲くのかな
大きな大木になるのかな

新芽ポンッ
発芽ポンッ
元気に育て
いっぱい育て

----------

そんな絵です。

発芽シリーズと銘打ちましょうか。
発芽したての植物ってかわいいですよね。
要はあかちゃんですものね。

種があったり、球根があったり、
ランナーがあったり、いろいろな発芽。
描いていて楽しい、かわいい発芽☆

林業をされている方にとっては
何代にも渡って大事に育てる1本の木。
その発芽したての新芽に対する気持って
きっとすごーーーく暖かい親心でいっぱいなんだろうなぁ。

新芽たち。
まごころ込めて描かせていただきます(#^.^#)

見送り

5/8のデイリーイラスト「見送り」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Dailyillustration-03（2005.03.28〜）>>>>のページでご覧下さい。

----------

「見送り」

真っ青な空
一筋の飛行機雲
ひばりがさえずり
ショウリョウバッタがチキチキと飛ぶ

無事を祈り
空を仰ぐ

----------

そんな絵です。

一昨日・昨日・今日と女性の絵が3枚つづきました。
何枚描いても
「人」はむずかしいです。
絵から伝わるものが多すぎてむずかしい。
描く情報を省略して描けば伝わるものも減るので楽なのですが、
ある程度以上に描き始めると、とたんに難しくなり出します。

本当はその難しさはどのモチーフだって同じなんです。
ただ
「人」を描くのを難しい・・・と感じるのは
ご覧になる方がみなさん「人」に詳しいからなんです。
「サル」に詳しい方に見せる「サル」の絵はやっぱり難しい。
「植物」に詳しい方に見せる「植物」はやっぱり難しいんです。
微妙な変化でその人の正確や感情をキャッチされるので丁寧に描かないと、
乱暴に描いてしまうと伝えたいことがちゃんと伝わらなくなってしまうのです。

絵は光の現象を描き写すものではありません。
うつすことならカメラが得意ですからカメラに任せてしまって良いのです。
また、絵は正確に描けばよい絵になる、というものでもありません。
省いたり崩したり、無いものを描いたり、、、、、
　　意図的に正確にしないのはいいのですが
　　正確にしたかったのに出来ないのはヘタなだけです。
　　もちろんヘタなことは悔しいので上手くなるべく修行をつみます。
じゃあ描き写すものでないのなら絵って何なのでしょう。
絵は伝えるものなのです。
表現することなのです。
伝えたいものを伝えてこそ、その絵はいい絵になるのです。
伝えたくないことは伝える必要はありません。
だから必要のないものはできるだけ省いて省いて省いて描きます。
何を省いて何を描くか。
これによって絵は構成されています。

わたしが大学卒業直後に描いていた絵をご覧下さった絵のセンセイに
君の絵は老衰しているねと言われたことがありました。

そのまま老衰した絵を描き続けていたら
モチベーションを失ってしまって、今頃は絵筆を置いていたかもしれません。

その後わたしは一から歳を取り直して
初心者からのやり直しを何度も何度も繰り返しています。
昨日も初心者、今日も初心者
明日も初心者です。
あたらしい自分と出会うのが楽しいし
そうしていると昨日までの当たり前が、
急に珍しいことになったりします。

わたしはきっとまたあたらしい発見をします。
発見をするとわたしは変化します。
変化すると絵が変わります。
明日もきっと絵が変わります。

いつもこころに

5/7のデイリーイラスト「いつもこころに」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Dailyillustration-03（2005.03.28〜）>>>>のページでご覧下さい。

----------

「いつもこころに」

いつもこころにひびく声
いつもこころに浮かぶ笑顔
いつもこころにふれるゆび

あなたからもらう勇気と元気
あなたからもらうたからもの
あなたとともに育つ愛

----------

そんな絵です。

人を愛する気持が平和を呼び
人を愛する気持が争いの火種にもなる

愛というのは奥深いです。
　
わたしは「静かな愛」がすきです。
　
☆　☆　☆
　
話は変わりますが、
昨日、写真家岩合光昭さんの写真展に行ってきました。
「地球の宝石」という展覧会名で、
動物、生き物、生命の写真の名作がいっぱいでした。
　
世界中で世界中の動物の写真を撮られる岩合光昭さん。
わたしはたいへん尊敬しています。

地球への愛、
生き物への愛、
家族への愛、
宇宙への愛に満ちた
すばらしい写真展でした。
(^^)

花魁(おいらん)の唄

5/6のデイリーイラスト「花魁の唄」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Dailyillustration-03（2005.03.28〜）>>>>のページでご覧下さい。

----------
「花魁の唄」

その昔、それはそれは美しい花魁（おいらん）がおりました

遊女の頂きに君臨する高嶺の花

しかし、花魁は
心の底から幸せを感じたことなどないままに
若い命を終えたのです

乱世の中　かなしい花魁の生涯は
やがて人々の記憶からも消えてゆきます

徒花花魁
花魁の唄

----------

そんな絵です。

この絵の装いは、
伝統的な髪結いと着物ではありません。
わたしのイラスト的にデフォルメして
わたしの好き勝手にデザインをしてしまっていますので
時代考証はされていません(^^)

日本古来の着物の美しさって格別ですよね。
洋服も好きですが、和服も大好きです。
ましてこうした特殊な装いってどきどきします。
文化は変遷して当然で
過去の文化がなくなっていくのは自然なことですが
こうしてときどき思い出したいと思います。

そしてそしてもう一つ
華やかな花魁の美しさの影には
とてもかなしい女性の物語が隠れていたこと。

そうした歴史の延長線上に
いまの私たちの生活があることを
ときどき思い出してみませんか。

ワカドリ

5/5のデイリーイラスト「ワカドリ」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Dailyillustration-03（2005.03.28〜）>>>>のページでご覧下さい。

----------
「ワカドリ」

ワカドリ

今年うまれたばかりのワカドリ
何もかもが新鮮です。
初めて見るものばかりです。

草
川
雨
虫
魚
光
闇
朝
夜

数年後、
このワカドリがパパになるときも
澄んだ小川が
生まれたばかりのワカドリに
いろいろ教えてくれることでしょう

----------

そんな絵です。

わたしのアトリエから徒歩2-3分
白幡沼という小さな沼に、毎年多数の渡り鳥が飛来します。
冬の間、沼をにぎわせていた数種のカモたちは既に北に向かって飛び立ちました。
先週は小アジサシが旅の途中に立ち寄っていました。
小アジサシがいきなりスピードを0にして垂直に水に落下する様子は圧巻です。

今はツバメがスーイ、スーイっとスマートな飛翔を披露してくれています。

ときどき小鷺やゴイサギもやってきます。サギは時間がのんびりしているように見えて
ちょっとうらやましいのです。

沼の真ん中に1本棒がたっています。そこは鵜のお気に入りです。

まだ鶴が来たところは見たことはありません。
ここは埼玉県ですからあたりまえですね。はい。
でも、鶴が来たら感激しちゃいます!!　まちがいなく!!
アオサギだって大感激です!!

先日、
鶴たちが農薬が原因で死んでしまっていることがわかったという
悲しい報道を見ました。

いろいろ事情もおありなのだろうとは思うのですが.....
来年も、再来年も、綺麗な小川で、綺麗な湖で、、、
子鶴にも子サギにも子カモにも成長させてあげて下さい!!!!

おねがいします〜〜!!!!!

忘却の子守唄

5/4のデイリーイラスト「忘却の子守唄」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Dailyillustration-03（2005.03.28〜）>>>>のページでご覧下さい。

----------
「忘却の子守唄」

ガイアがうたう子守唄。

世界にさいしょに誕生した
ギリシャ神話の母ガイア。
子どもたちは愛を育み
戦いを挑み
知恵を鍛え
明と暗は延々とつづく。

ガイアの唄は世界を包む。
悲しみを消し去り
よろこびをも消し去り
すべての記憶を消し去りながら
世界を包む。
母の愛が世界を包む。

----------

という絵です。

早い話、忘れるってことはすばらしい。
母によって授けられた最高の才能である.....というわけであります。
おそろしいほど優れた記憶の持ち主であっても
やっぱり記憶は消えるのです。
よかったね。

ああ。でも、わたしの18番は忘れ物。
決して忘れることを歓迎できる人生ではありませんでした。
どちらかというと覚えていたい欲求の方がつよくって
忘れる才能を授けてくれた母に対して恨めしい思いも少なからずあったかも。。。。
ごめんね、はは。

これからもきっとわたしは忘れ続けますので
何度でも何度でも教えてください。
何度でも何度でもかみしめます。

忘れて困ることは
忘れても困らないシステムをつくることでカバーするのよね。

人に「忘れないこと」を期待しちゃいけないよね。

記憶することはたからものだけど
忘れることもたからものなのだ。

瓶ずき

5/3のデイリーイラスト「瓶ずき」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Dailyillustration-03（2005.03.28〜）>>>>のページでご覧下さい。

----------
「瓶ずき」

わたしは瓶がだいすき。

いつもピカピカにして光の綺麗な場所にかざって。
形の違うのを段違いに並べたり。
日によって気分によって瓶を変えて。

そんな生活にあこがれる。

----------

そんな瓶好き人間のわたしが描いた絵です。
なぜか瓶には特別な思い入れのあるわたし・・・・・
ガラス職人になると良かったのかも.........(*^｡^*)

さあっ
いよいよ、ゴールデンウィークも第2ラウンドに突入ですね。
第1ラウンドを無駄に過ごしちゃったと後悔しているかたは
第2ラウンドで巻き返そうぞ。
第1ラウンドにがんばっちゃった人は
第2ラウンドでゆっくりしよう。

わたしの第2ラウンドは、
ペースを乱さずマイペース、、、、、、、につとめます(^^)

お茶をどうぞ

5/2のデイリーイラスト「お茶をどうぞ」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Dailyillustration-03（2005.03.28〜）>>>>のページでご覧下さい。

----------
「お茶をどうぞ」

お茶をどうぞ
あたたかいうちに
日本の心を煎れました

お茶をどうぞ
さめないうちに
日本の心を思い出して

----------

そんな絵です。

やかんを買いたいと思っているわたし。
そんな矢先。鉄瓶でゆっくりとお茶をたのしまれているお話をうかがって
「う〜〜ん、鉄瓶もいいなあ....」と鉄瓶のお茶にぐらぐらしているわたし。

またそんな矢先。今朝、テレビで日本茶がドイツで人気があるからと
お茶畑を取材に来たドイツのメディアさんを見ました。
ドイツ人の若い男性が茶畑で日本茶をすするカットはすばらしかったですよ。

日本茶って最高ののみものです(#^.^#)