イラストレーターにしもりちよこ の ど-も-のブログ

「窓の鳥」

5/31のデイリーイラスト「窓の鳥」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Dailyillustration-03（2005.03.28〜）>>>>
のページでご覧いただけます。

　　　　　◇　　◇　　◇

「窓の鳥」

　　　やあ
　　　また会ったね
　　　窓の鳥

　　　心の中にぽっかり空いた
　　　細い窓
　　　その窓にときどき飛んでくる
　　　窓の鳥

　　　僕の様子を見るように
　　　ときどきじっとこちらを見る

　　　首をかしげたり
　　　くるくる鳴いたり

　　　何かを伝えてくれているように見えるけれど
　　　いつも僕はわからない

　　　でも、きみが居るあいだ
　　　僕は悩みを少し忘れて
　　　かわいい仕草に見入る

　　　去ってしまった寂しさを感じる頃には
　　　悩みのこたえが芽生えている

　　　窓の鳥
　　　いったい何をしてくれているのか

　　　窓の鳥
　　　今日も元気に飛んでいるかい

　　　　　◇　　◇　　◇

今日の1枚です。

今日の絵は色がデリケートすぎて
Webでご覧いただく方法では元のイメージをそのままに
お伝えすることはできませんでした。
彩度の高い空の色と　彩度の低い壁の色
鳥の色もあざやかな色と濃い色のコントラスト。
いろいろがんばってみたのですが、何とも・・・・(__;)
それらをすべてイメージ通りの色で描き出すことは
残念ながら断念し
全体感が似ているように調整するのが精一杯でした。

色のコントロールは実に重要で、実にむずかしい。

「Choice」

5/30のデイリーイラスト「Choice」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Dailyillustration-03（2005.03.28〜）>>>>
のページでご覧いただけます。

　　　　　◇　　◇　　◇

「Choice」

　　　ビンの中にあるのは　わたしのきもち
　　　言葉となって発せられるのは
　　　わたしの中のどのきもち？
　　　
　　　かっこいい言葉を選ぼうか？
　　　同情集める言葉を選ぼうか？
　　　習慣で言っちゃおうか？
　　　それともそれとも
　　　狂おしいほどのこの気持
　　　いままでずっと隠してきていたこの気持
　　　正直に言ってしまおうか？
　　　笑われても良いの？
　　　後悔するかもしれないよ？
　　　今まで通り、かっこいい言葉にしてしまったら？
　　　なあに大したことはないでしょう、
　　　ちょっと脚色するだけなんだから。
　　　
　　　さあChoice。
　　　わたしがChoice。
　　　どれもわたしが言いたい気持。
　　　未練を断って
　　　おもいきってChoice。
　　　後悔するのもしないのも
　　　わたしが選ぶその気持しだい。

　　　　　◇　　◇　　◇

今日の1枚です。

シェイクスピアの「から騒ぎ」をケネス・ブラナー監督・主演の映画で観ました。
シェイクスピアは皮肉屋さんで　（注：・・だとわたしは感じるので）　それほど好きではない方なのですけれど
表現する、創り出す、そのことについて手放しに天才さんですね。
改めて尊敬しちゃいました。

わたしは日々、がんばってがんばって殻を破ろうとしているのだけれど
その力のかぼそいことを思い知らされました。

表現することを怖がって
正直に言うことをこわがって
ひかえめにしか創れない自分が
ちっぽけだなぁ　とがっかりします。

だからといって自分にない人格で創り出すことも
正直だとは言えないのだから
これからもっともっと鍛えて鍛えて、一皮でも二皮でも何皮でもむけて
今よりも1歩1歩勇気を持って創れる人に
なりたいと思うのでありました。

「風どん」

5/29のデイリーイラスト「風どん」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Dailyillustration-03（2005.03.28〜）>>>>
のページでご覧いただけます。

　　　　　◇　　◇　　◇

「風どん」

　　　風どんにのろう
　　　びゅうびゅう
　　　ぴゅうぴゅう
　　　変幻自在　気まぐれ風どん
　　　風どんは
　　　助けてくれたり　じゃましたり
　　　たよりになったりならなかったり
　　　上手につかんで　上手に乗らなきゃ
　　　びゅうびゅう
　　　ぴゅうぴゅう
　　　風どんの元気はどうかな
　　　今日のごきげんはいかがかな？

　　　　　◇　　◇　　◇

今日の1枚です。

風どんを呼ぶのは簡単です。
カメラを構えてお花を撮ろうとしてみて下さい。
すぐに好奇心旺盛な風どんがやってきます。
風どんはお花の写真撮影をじゃまするのが大好きです。

でも、同じ姿勢のまま息を殺して待っていると
風どんは「あれっ？」と思って躊躇します。
その瞬間にシャッターを押せば大丈夫。

風どんと上手につきあうためには、かけひき上手にならなくちゃ☆

「おばけの国の物語り」

5/28のデイリーイラスト「おばけの国の物語り」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Dailyillustration-03（2005.03.28〜）>>>>
のページでご覧いただけます。

　　　　　◇　　◇　　◇

「おばけの国の物語り」

　　　かれらの活動時間は夜
　　　あたりが暗くなった頃から
　　　透明のおばけ達は　ふわふわ　ふわふわ
　　　ひるまが活動時間の連中のことをかれらは
　　　ピカと呼び、かれらはピカ達がだいきらい
　　　ピカ達はおばけ達の存在をキライにきらって
　　　ついにおばけなんて居ないことにしてしまいました。
　　　まったく、しんじられません。
　　　究極のキライ方です。
　　　だからおばけの方だってピカ達をキライになることにしたんです。
　　　
　　　ピカのこどもが夜中なのに1人で森に迷っているようです。
　　　いいきみです、すこしおどかしてやりましょうよ。
　　　ピカのこどもをおどかす相談中。
　　　あーーあ、逆に「やられちゃう」ともしらないで。。。。。

　　　　　◇　　◇　　◇

今日は毛色の違う1枚です。

おばけとか精霊とか妖精とか神様とか
透明で消えちゃって目の錯覚だったのかな？と思うような彼ら。
別次元の生き物たち。

わたしは今までいろんな彼らに会いました。
かれらは何もしませんよ。
わたしの意識が彼らのチャンネルにあってしまったことを知ると
かえって彼らの方がビックリするくらいです。

かれらは昼間も活動していますがわたしたちにとても遠慮をしています。
でも、夜は本来あまり遠慮せずに堂々と活動していたはずなのに
最近は夜でも遠慮がち。
彼らの時間をわたしたちは浸食しています。

だからわたしは彼らがお祭りみたいに活動する日は夜は外に出ません。
会ってしまっておどかしちゃうと申し訳ないから。

ぜんぜんおどろおどろしいものじゃないですよ。
じつにキュートな彼らです。

そんなおばけたち、わたしがみかけた彼らを主人公にして
物語をつくったらどうかなぁ.....というエスキースでした。
　
　

「小さな心で 大きなこと想う」

5/27のデイリーイラスト「小さな心で　大きなこと想う」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Dailyillustration-03（2005.03.28〜）>>>>
のページでご覧いただけます。

　　　　　◇　　◇　　◇

「小さな心で　大きなこと想う」

　　　小さな心で　大きなこと想う・・・
　　　小さな頭に大きな志　浮かぶ・・・
　　　つらい？　つらくない？
　　　苦しい？　苦しくない？
　　　心と頭　開いて
　　　大きな大きな自然の中に放ってしまえ・・・
　　　放り出して自由に歩かせて。
　　　閉じこめておくのは無意味。
　　　身体だって大変。頭も心も大変。
　　　でも、ずっとすてておくのもむずかしい。
　　　くせがついちゃってるから　すぐ帰ってきてしまう。
　　　小さな身体の中に入りたがる・・・
　　　大きなこと想う心と、大きな志浮かべた頭。
　　　もう少し散歩してなよ。
　　　もう少し家出してなよ。

　　　　　◇　　◇　　◇

今日の1枚は蕾です。

この詩は1991年8月16日　今から14年前のわたしが詠んだものです。

このころのわたしは夢と自信が大きすぎて、
現実の自分との不一致に悶々とした日々を送っていたようです。
今のわたしの心境とはだいぶ違います。
今のわたしの方がもっとずっとずっと開き直っているようです(^_^)。
いまのわたしから見るとずいぶんみずみずしいです。

実は、今日描いた蕾の絵には
みずみずしい散文がつけたかったんです。
でも、今日はちょっとこころが疲れているようで
老衰した詩しか浮かびそうになかったので
そうだ、と思って昔の詩を紐解いてこの詩をみつけました。

気持にムラがあって当然です。
でも、詩は書けなくても絵は描けるのですよねぇ。。。。
やっぱりわたしは絵描き人です。。。。。

「真剣夢中」

5/26のデイリーイラスト「真剣夢中」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Dailyillustration-03（2005.03.28〜）>>>>
のページでご覧いただけます。

　　　　　◇　　◇　　◇

「真剣夢中」

　　　真剣
　　　夢中
　　　いまにも枝から落ちそうになりながら
　　　必死に見つめるその先はナニ？
　　　まだ飛べないから
　　　必死に見るだけ
　　　興味津々
　　　学習中
　　　世界がきみを待ってるよ

　　　　　◇　　◇　　◇

そんな今日の1枚です。

動物のこどもは、他の動物が見てもこどもだと思うものなのだそうです。
造形的にそういう造りになっているのでわかるのだそうです。

たとえば、コリーの子どもとシェットランドシープドッグの大人は見分けがつくということです。

こどもって未来がいっぱいなんですよね。
大きな未来に向かって目がきらきらするんです。

大人になってもこどもなことっていっぱいあります。
造形的にはもうすっかり大人だけれど
どこからどう見ても大人なんだけれど
こどもと同じ大きな未来にむかっている大人のこどもたちがいっぱいいます。
かくいうわたしも相当なこども。

こどもの未来はあの大きな空の彼方。
翼がのびて未来に向かって羽ばたいていけるように
大きな目で好奇心いっぱいにたくさん・たくさん吸収したいです。

そしてわたしは大人のこどものみなさんを
ちからいっぱい応援したいのです☆

「不思議の丘」

5/25のデイリーイラスト「不思議の丘」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Dailyillustration-03（2005.03.28〜）>>>>
のページでご覧いただけます。

　　　　　◇　　◇　　◇

　　　「不思議の丘」

　　　その丘は不思議な丘でありました

　　　人の住まない立派な建物

　　　古くからそこにあるのに
　　　いつも手入れがいきとどき
　　　動物も巣をかけず
　　　ホコリも積もらず
　　　朽ちることなく建っていました

　　　その丘は不思議な丘でありました

　　　ときどき空にかかるのです
　　　虹のかけはしがかかるのであれば
　　　おどろくことはないでしょう
　　　ほんとにときどき
　　　光の階段がかかるのでありました

　　　空に向かって
　　　あるいは空から

　　　よほど大きな体でなければ
　　　階段としては役立ちそうにはないような
　　　おおきなおおきな光の階段

　　　1日かかっている日もあれば
　　　数分で消えることもございます

　　　一度だけ
　　　ちいさな赤子がおりてきたよと
　　　うわさが走ったことがございます
　　　あとにもさきにもそのいちどきり・・・

　　　不思議な丘は不思議のまま
　　　みなに大切にされているのでありました

　　　　　◇　　◇　　◇

そんな絵です。

「昇華」

5/24のデイリーイラスト「昇華」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Dailyillustration-03（2005.03.28〜）>>>>
のページでご覧いただけます。

　　　　　◇　　◇　　◇

　　　「昇華」

　　　ピアノにむかい、椅子に座る
　　　
　　　目を閉じて、空を聴く
　　　
　　　腕を上げ、鍵盤をさわる
　　　耳の中でタクトが風を切り始める
　　　
　　　やがて鍵盤が地をたたき、弦が共鳴を始める
　　　
　　　静かな情熱が行き場を得て
　　　昇華をはじめる

　　　　　◇　　◇　　◇

植物と対話をして絵を描くときは
植物も昇華します。
植物と対話する時間・・・・・・、
それはわたしの
とっておきの時間です。

「ガラスの靴」

5/23のデイリーイラスト「ガラスの靴」です。

この絵は一部分のトリミングです。絵の全体は
artWorks＞Dailyillustration-03（2005.03.28〜）>>>>
のページでご覧いただけます。

　　　　　◆　　◆　　◆

　　　「ガラスの靴」

　　　シンデレラがのこした
　　　ガラスの靴

　　　なぜ靴だけが
　　　0時をすぎても
　　　ガラスのままなのだろう

　　　　　◆　　◆　　◆

ずっと“とけない”疑問です。

童話に「なぜ？」は無粋ですが
こればかりはどうしてもわからない(^_^;

「その眼に映るもの」

5/22のデイリーイラスト「その眼に映るもの」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Dailyillustration-03（2005.03.28〜）>>>>
のページでご覧いただけます。

----------

「その眼に映るもの」

少女の眼
純粋な心
濁りのない心
少女の眼

-----------

そんな1枚です。

こどもたちにまっすぐ生きて欲しい。
　うつくしく生きて欲しい。
こどもたちのために
　いいものをつくりたい。