9/24のトコトコイラスト「双葉 第3章-その10-」です。
この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks>Tokotokoillustration-01(2006.02.01〜)>>>>
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◇ ◇ ◇
「双葉 第3章-その10-」
ふたばじいと、近衛のじいじに抱かれた少年コトと ばあば それに小竜は
神殿の奥へ奥へと すすみます
「コココ、コトや ばあさんは わしが来ることを知っておったようなのじゃが...
コトは、わしに逢うことを知っておったのか・・・?」と、ふたばじい
「え? ううん、コトはしらない
ばあば? じいじが来るって知っていたの?」と、コト
「わが村の伝承により・・・ しかし、『このとき』との確信はなく・・・」と、ばあば
「なんなのじゃ? その『伝承』というのは?」と、ふたばじい
「いずれ、わかりましょうぞ・・・」と、ばあば
「なな、な〜んじゃ、もったいぶりおって・・・・ぶつぶつ・・・」と、ふたばじい
やがて 一行は 明るく照らし出された『あらぬ草の間』に出ました
太陽の光が『あらぬの実』を ほぼ真上から照らし出したとき
『あらぬの実』は「ぱあん」と音を立てて はじき飛びました
はじけた無数のちいさなタネのほとんどは 神殿の外へと飛び出していきましたが
コト と ばあば にもいくつかのタネがつきました
しばらくの間 ふくらみながら「実現」を始め、やがて吸収されて消えました
しばらくして ばあばが言いました
「ふたばどの、あちらに一つ残った『あらぬの実』の傍らに
ふたばどのが たずさえておられる『あらまほしの実』をおいてくだされ」
「こ・・・こうか?」
ふたばじいが『あらまほしの実』を『あらぬの実』のそばにちかづけたとたん・・・・・
ふたつの実はつよいちからで互いに近づき、勢いよく合体しました
「うわぁぁぁぁぁ、なななな、なんじゃ なんじゃっっ!!!!!」
するどい光があたりを照らし
次の瞬間、ふたばじいの目の前にあらわれたのは・・・・
◇ ◇ ◇
9月24日のトコトコイラスト「双葉 第3章-その10-」です。
いよいよ『あらぬの実』がはじけました(^^;
この物語の前半に『あらまほしの実』がはじけたときには
枚数の都合ではじけた時の絵が描けなかったので
こんどこそは、とはじけた絵を描きました(^^)
でも、そうすると
ふたつの実が近づいて合体し
とーーーってもおどろいているふたばじいの絵・・・の方は
描けなくなってしまいまして、ちょっと残念なわたしです。
さて、ふたばじいの目の前に
何かが現れた、というところで
次回をお待ち下さいませ (^^;
お話しは、まだまだゆっくり続きます。
また、是非いらしてくださいね(^^)
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