6/28のデイリーイラスト「豪雨のあと」です。
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◇ ◇ ◇
「豪雨のあと」
わたしは星間運搬船の船長
仕事を終えて5人の若いクルーたちと辺境の星域を運行中に
クルーの1人のささいなミスから大事故となり母船が連絡も運行も不能となった
さまようだけではいつか隕石に衝突するか星の引力に引き寄せられる
我々が生息可能な水の惑星に
さまよう母船が再接近したところで
母船を捨て
小型ポットで脱出した
すべての記録をのせた母船は
今頃ははるか遠い宇宙を流れているのだろう
運良く誰かが発見してくれれば助けに来てくれるかもしれない
我々が無事不時着したこの惑星は
幸いなことに飲める水が振ってくる
定期的に振る豪雨のあとは、あたり一面水たまりになる
ポッドが不時着したのは整地された場所
この惑星で、まだ農耕をする生物には出会わない
ここで生活していたもの達は滅びてしまったのだろうか
それとも、より肥沃な土地を求めて移住したのだろうか
ここから1時間もあるけば豊かな森がある
食事には困らない
ポッドの近くに植えてみたタネは順調に育っている
水はけを工夫すれば
ここを畑にすることも可能だろう
この星がわたしの終の棲家になるのだろうか
それでもいい、と最近は思う
あと700時間ほどで
この星で初めてのわたしたちのこどもが誕生する
◇ ◇ ◇
今日の1枚です。
SF“超”短編小説を書いてみました(^^)
思い起こせばわたしはSFだいすき少女でした。
中学生から高校生にかけての3年くらいの間に
1000頁程のSF長編マンガを描きました。
もちろん素人マンガです。
そのマンガの発端は
「穴をくぐったら異世界に・・・」というお話でした。
はい、そうですね。
昨日のお話のパターンです。
わたしって、そういうの好きな人だったんですね〜(*^。^*)
自分を再認識してしまいました。
今朝からこのページに入ったり出たりを繰り返していました^^;
前にチヨコさんの日記のページかなんかでSF長編マンガのお話しは聞いたことがあったような。。。
ええ、その時とっても読んでみたかったの^^
こうやってSF“超”短編小説を読ませていただけるなんて~
密度の濃い短編でしたぁ~♪だって素敵なイラスト付きなんだもの。
もうすっかり満足のふるーるです^^
だけど、チヨコさんの書くSFものってやっぱり~ファンタジック☆
投稿情報: ふるーる | 2005-06-28 15:08
ふるーるさん☆
ありがとうございます、よく覚えていて下さいました。
2005年4月1日のコラムに
わたしのマンガ歴をちょこっとご紹介したのですがその時に触れました。
今日のイラストノートはちょっとどきどきのSF“超”短編小説初発表でございました。
うれしいお言葉をありがとうございます(^^)
わたしにとって言葉よりイラストの方が100万倍語りやすいようです。
絵も、文もかきたいと思うものがきちんとかける人になりたいと思いますので
もっともっと修行・勉強がんばります。
どうかこれからもよろしくお願いいたします♪
投稿情報: chiyoko | 2005-06-29 01:13