8/31のデイリーイラスト「人間になれる薬」です。
この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks>Dailyillustration-04(2005.08.14〜)>>>>
のページでご覧いただけます。
◇ ◇ ◇
「人間になれる薬」
うつくしい姫は
自慢のからだを失いました
だれよりもうつくしいその声も失いました
人間になりたくて
大好きな かの人といっしょに生きたいと願い
大きな代償を厭いもせず
そのうつくしい声は最後になんと言ったのでしょう
「人間になれる薬をください・・・」
◇ ◇ ◇
大好きなお話であり
大嫌いなお話でした。
悲しすぎて、だいきらいでした。
美しすぎて、だいすきでした。
人間になれる薬・・・
その薬にこめられた思いが大きすぎて、重すぎて。
せめてハッピーエンドにしてほしかったです。
ハンス・クリスチャン・アンデルセンさん。。。
・ ・ ・
今回も、とてもきれいな絵ですね。
手前のオレンジとピンクの部分の感じが
とても好きです。
風に揺れるやわらかいカーテンの様な
暖かい水がたゆたう様な、ゆらめく感じが気持ちよくもあり、
なんだかどきどきと胸騒ぎを感じる様でもあります。
その向こうにさらさらとそそがれる薬がとても
特別なものという感じがしますね。
アメリカのTVドラマ「ダークエンジェル2」で
敵に捕らわれてしまった人魚型の脱走兵を主人公が
救出しに行く時にディズニーバージョンの「人魚姫」は
ハッピーエンドなので「ディズニーバージョンでいくわ」
って言う台詞が有って印象に残っていました。
と、勝手に人魚姫の話だと思って書いてしまいましたが
違う話だったらまたまた勘違いでごめんなさい。
投稿情報: kawaguchi | 2005-09-01 11:05
kawaguchiくん☆
ありがとうございます(^^)
いや、もう「人魚姫」で大正解です。
先に原作があって、それをリメイクするというのは楽しい作業でもあり、
難しい作業でもありますよね。
いかにしてその時代の人々に楽しんでもらうか、何を取捨選択するかを試行錯誤の上、
時にはストーリーを変えて新たな物語を作り出していく・・・。
シェイクスピアのロミオとジュリエットも
当時の演劇界では上演する演目はすべてハッピーエンド・・・という時代だったために、
ハッピーエンドにストーリーを変更して上演されることが多かったと聞いています。
>「ディズニーバージョンでいくわ」
kawaguchiくんに教えていただいたダークエンジェルのこのセリフ、
いいですね、わたしも気に入りました(^^)
投稿情報: chiyoko | 2005-09-01 13:02
この色彩~とってもすき。
かなしいお話しと美しいお話しのコントラストが
この色彩で表されているように感じてしまう^^
人魚姫のお話ですよね^^
そう、とお~っても悲しいお話です。
どうして判ってあげなかったのぉ?王子さま・・・
子ども心に王子さまの鈍感さに腹が立ったのを覚えています。
投稿情報: ふるーる | 2005-09-01 13:41
ふるーるさん☆
ありがとうございます〜(^^)
そうなのですよね〜っっ
子供心に実に腹が立つんですよね、まったく(^^;
子供心といえば、人魚姫の絵本の中で、子供心に持っていた違和感が1つあるんです。
わたしが持っていた絵本では、人魚の王様、つまり人魚姫の父上も描かれていました。
女性の人魚は違和感なく受け入れられるのですが、
なぜだか男性人魚には子供心にも違和感がありました。
なぜ男性の人魚は感覚的に受け入れられないものなのか・・・いまだに謎です。
それとも・・・そう思うのは、、、、もしかして、、、わたしだけ?・・・・(^^;
投稿情報: chiyoko | 2005-09-01 21:30