10/07のトコトコイラスト「双葉 第3章-その12-」です。
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◇ ◇ ◇
「双葉 第3章-その12-」
『あらぬの実』と『あらまほしの実』が合体してあらわれたのは『かなえ樹の精』
いきおいよく まくしたてられて、ふたばじいは混乱しました
「なんでコトが、なんでおまえが、なんでわしが、、、、
あ〜〜〜〜わからんっっっっっ
わしの未来はどうなったのじゃ!?」
「あ? あんたの『あらまほしの実』のタネならとっくに消えてるよ?
この『かなえ』さまがもとにもどったところで あんたの消したい未来は
消えることになってたの。よかったねぇ〜ふたばっち。あんたはもう自由だよ〜
さっ、んじゃ、あたしもこれでフリーってことで
ひさしぶりの自由をたんのうするとしようっと〜〜 じゃあねぇ〜〜」
立ち去ろうとする『かなえ樹の精』のうしろから
ばあばが低い声で呼び止めました
「待たれよ」と、ばあば
その声にたいへん驚いたようすで『かなえ樹の精』は かたまりました
「我が先祖のかけた『さかさ願い』の全容を、よもや、お忘れではなかろうな
このまま立ち去られては『さかさ願い』は完結せず・・・・それでよろしいのか?
またふたつの実に戻りたいわけではなかろう・・・?」
「なななな、なんだよ! こ、こえぇばあさんだなぁっっ
おおお、おどかすなよ! わわわ、わすれてただけだよ!
ちぇっ むかしの『さかさ願い』のことまでよく知ってんなぁ〜〜・・・
んじゃ、ふたばっちぃでもコトリンでもいいから さっさと『願い』かけろよ!
たのむから、またあたしを二つにわけるのだけはやめてくれよな! 」
そう言うと『かなえ樹の精』は覚悟したように、勢いよくその場にすわりこみました
◇ ◇ ◇
10月07日のトコトコイラスト「双葉 第3章-その12-」です。
『かなえ樹の精』が2つの実に分けられて自由を失ってしまったのが、
自分に対してかけられた『願い』だったから、『かなえ樹の精』はちょっびり『願い』恐怖症、、、
トラウマになってしまっているようです(^-^;
逃げるように立ち去ろうとした『かなえ樹の精』は、
ばあばにはこんな風に言われたんです。
「むかし、先祖があんたの魔法を解いてあげるために、『さかさ願い』をかけてあげたときに、
なんと言ったのか、、、その全文を忘れたわけじゃあないだろうな。
まだやることがあるんじゃなかったか?
あんたの魔法を解いてあげた人の願いを聞いてあげるんじゃなかったんだっけ?
そのまま立ち去るたあどういう了見だい? 『さかさ願い』が完結しないとどうなるか・・・
アタシャア知らないよ」
と、、、まあ、意味としてはこんなことを言われたのです。こわいですねぇ・・・おどしです。
いっぽう、ふたばっちは、
かつて無防備に口からでまかせで言ってしまった『未来の実現』の恐怖から
いよいよ解放されました。
自分のすがたを壁に写して確認しています。
とりあえず、ふたばじいが自由になって、めでたしめでたし(^^)
・・・とは言っても、、、、ふたばじいの場合、何かから解放されても、
いくらでもまた新たな問題のタネをつくっちゃいそうなので
心配はつきませんけれどね・・・・・
さて、『かなえ樹の精』が『願い』をかけられることを覚悟して座り込みました。
このあとの展開は・・・・
お話しは、残すところあと、いよいよ『3話』です。
また、いらしてくださいね(^^)
●
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・ ・ ・
かなえちゃん、どうなっちゃうのか心配ですね。ばあばは右に立っている人ですよか?声のイメージより外見は若そうな感じ。って勝手な想像だけど。
投稿情報: kyon | 2006-10-08 21:57
人ですか?と聞くつもりでした。訂正、訂正…。
投稿情報: きょん | 2006-10-08 21:58
☆
きょんさん☆
こんにちは〜〜♪
はーい、そうです(^^)
『ばあば』はこの絵のいちばん右に立っている人です。
『ばあば』はコトの祖母なので(コト<パパ<ばあば.....の関係です)
『ばあば』と呼ばれていますが、おっしゃるように、かなり見た目は若いです(^-^;
年齢設定はアバウトで、年齢の限定はしていなかったのですが、
概算してみましょう☆(←いいかげん〜っっっ)
ばあばが17-8歳で子供を産んで、その息子が20歳くらいで子供を産んで
コトが現在12-3歳だとすると....それぞれ若い方で足し算すると17+20+12で
現在『ばあば』は49歳ってことですね(^-^;
ねっ若いでしょ〜。
でもね、若いころから国をしょって立っているので、
精神年齢的には筋金入りの『ばあば』です(^-^;
投稿情報: chiyoko | 2006-10-08 23:02
残すところ3話なんですね。
佳境ですね。もう、どう決着が着くのか楽しみっ!
投稿情報: 花梨 | 2006-10-08 23:15
し、し、し、しじゅうくですってぇ~~~~!!!!!
ばあば、わかいっ!
そりゃあ、ばあばですものね・・・筋金入りだもんね・・・
何気に自分と比べてる・・・(^-^;
しかし、佳境に入ってまいりまして・・・
まだまだ決着をつけて欲しくない気持ちと
どうなるの?どうなるの?ワクワク!の気持ちが
入り乱れておりまする。
投稿情報: ふるーる | 2006-10-08 23:59
☆
花梨さん☆
そーなんです、あと3話なんです☆
1章、2章と15話で来ていますので
3章も15話で・・・・・
きれいに決着をつけたいのですが(^-^;;;;;;
わはははは。
1話に1枚の絵、そして
文字数を限って書く、というのは
最初考えたより実に難行(@_@)
とくに後ろに来れば来るほど
その難しさは増すばかり・・・・・・・_| ̄|○
みなさまにこうしてコメントをいただくことが
本当に何よりのはげみになります!!
ありがとうございます、またよろしくお願いいたします〜〜っっっっっっ
m(__)m
投稿情報: chiyoko | 2006-10-09 01:35
☆
ふるーるさん☆
わーーーい♪ ありがとうございます〜
『ばあば』の年齢に対して、わたしが期待したとおり・・・
いえ、期待以上の反応を返してくださった
ふるーるさんに、お座布団を3枚ほど献上したいです〜♪
『ばあば』の存在は1章の内ににおわせていましたが
具体的に『ばあば』の姿を決定するまでには紆余曲折がありました(^^)
すっごく高齢の『ばあば』と言う案もあったんです。
最終的には、コトが早熟で一人で旅に出させられているし、
そういう文化圏の皇族ならば、子供を授かるのも早いだろうし
『ひいばば』とは言わなかったので.....ということで、
ご覧のような『ばあば』の設定に落ち着いたのでありました(^^)
わたしも、あっという間に『ばあば』の歳になっちゃいますねぇ〜〜(^-^;
でも、中身はぜんぜん・・・じいじです(^▽^;
「気持ちが入り乱れて」くださって大感謝〜〜(T_T)
次回作描いちゃっても良いのかな〜〜というわたしに
勇気とエネルギーをくださいます〜〜♪♪♪♪♪
投稿情報: chiyoko | 2006-10-09 01:40