7/28のトコトコイラスト「双葉 第3章-その2-」です。
この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks>Tokotokoillustration-01(2006.02.01〜)>>>>
のページでご覧いただけます。
◇ ◇ ◇
「双葉 第13章-その2-」
コトの村へ向かう途中の
少年コト と ふたばじい と 小竜
コトは、ばあばへのみやげに木の芽を採るため
大きな大きな木の上に登っています
小竜はコトの手伝いです
ふたばじいは ひとり
木の根本で
うとうと うとうと・・・・
あたりには、チョウや鳥など
生き物たちがいそがしそうに行ったり来たりしています
「おい、起きろ、おい」
ふたばじいは つつかれて目を覚ましました
「なむ........ななな、なーんじゃ、おまえは」
「おまえ、なにやつ、あやしいやつだ、逮捕する」
「ななな、なーにがたいほするじゃ
お、おまえが何様であっても、わしの ねむりをさまたげる権利はないわ、ふん」
「じじい一人か? 武器は? 仲間はどこだ?」
「かかかか、なかまがいるかどうか かってにさがせばよいじゃろ
おまえたちこそなんじゃ。まったく、ぶれいものが」
「われわれは『泰泉の国』(たいせんのくに)の近衛兵である」
「こここ、『このえへえ』? なんじゃ?」
ふたばじいが、2人の兵隊に尋問されていることに気づき、
コトは大急ぎで大きな木から降りながら
兵隊に聞こえないように小竜に伝えます
「小竜、小竜、
決して彼らに姿を見せないでね
それから、これ、ばあばへのおみやげ
大事に持っていてね」
そう言うと
コトはあっという間に木の下に
降りてしまいました
「くーーーん......」
◇ ◇ ◇
みなさまこんにちは。
7月29日のトコトコイラスト、やく一週間ぶりの更新です。
コトと小竜は大きな木の上に登っているため
イラストからはみ出してしまい
兵隊たちにも見えないのですが
皆様にもご覧いただくことができませんでした.....。
ごめんなさい・・・。
さてさて、兵隊さんの登場です。
ふたばじいは意外と寝起きは良いようですねぇ。
うらやましい・・・・・
じつは作者のわたし にしもりちよこはものすごく寝起きが悪いのです。
こんな風に理不尽に起こされたらも〜〜大変です(^-^;
でも、きっと、「うるさい」とだけ言って、事態も掌握しないまま
すぐまた寝てしまうと思います.......(^▽^;
というわけで飛び降りてきたコトとじいじと兵隊さん・・・・
お話しは、これからゆっくり続きます。
また、是非いらしてください(^^)
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