5/20のデイリーイラスト「道はまじわらない」です。
この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks>Dailyillustration-03(2005.03.28〜)>>>>
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「道はまじわらない」
きみは道のうえで自由にあるけ
そういうことさ
別の道はまじわらない
すごく近くても
道はまじわらない
ぼくの道はぼくの道
きみの道はきみの道
うらやんだって無駄なこと
しょせん隣の道はよく見えるもの
乗り替えはできないし
合流したように見えるときだって
ただ併走するだけ
互いの道はまじわったりしないもんだ
自分の道はいっぽん道じゃない
分かれ道で迷うことだってある
道は永遠に続いているわけでもない
途中でなくなってしまうこともある
今来た道を引き返すのも自由
そこに道をつくるのも自由
きみの道をあるくのは
きみなんだ
なんでも好きにすればいいが
ひとつ忠告しておこう
どんなに好奇心に駆られても
道をはずすのはやめておけよ
はずした道にはもどれないからね
どんな道だって可能性は無限なんだ
きみは道のうえで自由にあるけ
そういうことさ
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そんな1枚です。
絵のテーマとはちょっと違うけど、道のお話。
わたしこどもの時には、そうね、10代のころまでは
道は、より高く、より速く行くのが善だと思ってたの。
ジェットコースターみたいに骨組みだけの脚でもいいからびゅんびゅん行くの。
それが善で、それが理想で、そうすることをみんな喜ぶものだと思っていたの。
今は高さも速さも関係ない。
同じ所にぐるぐるしているのでもいっこうにかまわない。
道上にぺたっと座り込んで
路上にばらまいたポップコーンをハトと一緒につまんでるの。
それがわたしのしあわせらしい。
ただ、道って実は止まっていなくて、
座っていても道の方が勝手に動くの。
わたしはすわってポップコーンなのに
まわりの景色はゆっくり変わるの。
ふうん。 まあ、それならそれもいっか・・・・・
わたしはわたしのやれることをやるとするか。
それがわたしのもらった道ならば。
仲良く行くよどこまでも。
まったく。
どこに連れて行ってくれるつもりなのだろう。
不安も期待もカバンに詰めて
唯一無二の人生を道といっしょに行こうじゃないの。
私事ですみません…。
私の大好きだった祖父が亡くなる直前、
母と私で看病をしていた時、
母が「お父さんの人生ってどんなだった?」と聞いたら
祖父はモルヒネで意識も朦朧としていたと思うのですが
じっくりじっくり考えてから
「長い長いゆるやかな坂をいろんなものを背中にしょって
みんなに後ろから押してもらいながら登り続けてきた人生だったなぁ」
と言っていたのをchiyokoさんの絵とブログを読んで
思い出しちゃいました。
私もゆるやかでものんびりでもいいから
気持ちだけはいつも登り続けていきたいなぁ、と思います。
絵の動物さんの頑固そうな顔つきが祖父にそっくりです(笑)。
泣けちゃいました。
投稿情報: mikiCo | 2005-05-23 02:11
mikiCoさん☆
うわー・・・・・
・・・・
・・・・
なんて素敵なお話を・・・・・・・(T_T)。
ありがとうございます。
そうですか。。。おじいさまがそのようにおっしゃったのですか。
そんな風にご自身の人生を振り返られるってすばらしいですね。
いまのmikiCo さんの芯には、しっかりおじいさまのスピリッツが
宿っていらっしゃる気がします。
ほんとですね。ゆるやかでも、のんびりでもいいですよね。
上昇気流に後押しされてふわーーっていうのも気持ちよさそう・・・・・。
それにしても、、、、、、
この「どものブログ」って、、、、、、コメントを下さる方みなさまの
コメントがいつもいつもどれもどれも素敵すぎませんか?????
う゛〜〜
わたくしの財産です。
ほんっっっっとにありがとうございます。
みなさまに後押ししていただけて
わたしがんばっちゃえます(#^.^#)
投稿情報: chiyoko | 2005-05-23 03:52