イラストレーターにしもりちよこ の ど-も-のブログ

「双葉-その6-」

2/20のトコトコイラスト「双葉-その6-」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Tokotokoillustration-01（2006.02.01〜）>>>>
のページでご覧いただけます。

　　　　　◇　　◇　　◇

「双葉-その6-」

　　　ふんっ　ふんっ　ふんっ
　　　草をくわえて、おおきなシカがやってきました
　　　
　　　いまにも踏みつけようとしながら
　　　ふたばに言いました
　　　
　　　「ここはわたしの道。おまえはじゃま」
　　　
　　　「まままま、まってください　りっぱなシカさん
　　　　冬になって草が枯れてあなたのゴハンがなくなる頃には、
　　　　きっとわたしの樹皮があなたのお役に立ちますよ」
　　　
　　　シカは、そうか、と理解して
　　　「では冬にはおまえをいただくわ」
　　　
　　　と言いました
　　　
　　　　　◇　　◇　　◇

2月20日のトコトコイラストです。

おおきなシカです。
こんなシカに踏まれたら、ひとたまりもありません。

どんどん未来の約束をしていく双葉。
いきあたりばったりにおかまいなしです。

お話はさらにゆっくりとつづきます。
(^^)

　　　　　・　　・　　・

「双葉-その5-」

2/19のトコトコイラスト「双葉-その5-」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
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のページでご覧いただけます。

　　　　　◇　　◇　　◇

「双葉-その5-」

　　　どっどっすーん　どっどっすーん
　　　地響きとともに恐竜がやってきました
　　　
　　　地面といっしょに揺れている
　　　ぶるぶるのふたばをみて言いました
　　　
　　　「おまえうまい？　わし喰う」
　　　
　　　「まままま、まってください　りっぱな恐竜さん
　　　　わたしなんて、まだまだ食べごたえがありません。
　　　　あなたのお口に合うように、もっともっとりっぱになります」
　　　
　　　恐竜は、そうか、と理解して
　　　「いつかおまえ、わし喰う」
　　　
　　　と言って、また地響きとともに去っていきました
　　　
　　　　　◇　　◇　　◇

2月19日のトコトコイラストです。

飛び跳ねる恐竜です。
着地の際に地震がおこります。

むかし・・・地球上にも恐竜がいたんですよね〜・・・・・。
いまはそれを想像させる「骨」が残るばかりです。

お話はさらにゆっくりとつづきます。
(^^)

　　　　　・　　・　　・

「双葉-その4-」

2/18のトコトコイラスト「双葉-その4-」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
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　　　　　◇　　◇　　◇

「双葉-その4-」

　　　のっとり妖精が
　　　いまにも消え入りそうにやってきました
　　　
　　　たのしげに風と戯れる
　　　げんきなふたばをみて言いました
　　　
　　　「あんたぁ・・・たのしい?　あたい、あんたにのりうつるわ」
　　　
　　　「まままま、まってください　うつくしい妖精さん
　　　　わたしなんて、いつ切られるか不安だらけです。
　　　　このままうまく成長できれば、きっと、あなたあなたのおやくにたちます」
　　　
　　　のっとり妖精は、そうか、と理解して
　　　「はやく役にたってみ」
　　　
　　　と言って、しばらくそばにいましたが
　　　風に吹かれて飛んでいきました
　　　
　　　　　◇　　◇　　◇

2月18日のトコトコイラストです。

妖精は妖精でも、
自分以外をのっとることを習性（ならいしょう）にしている妖精さんなんて
ちょっとごめんです（^^;

ふらふらやってきた妖精。
のびていないときの妖精はこんなです。
のりうつるときにびよーーーーんとのびます。

お話はさらにゆっくりとつづきます。
(^^)

　　　　　・　　・　　・

「双葉-その3-」

2/17のトコトコイラスト「双葉-その3-」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
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「双葉-その3-」

　　　かぶり三つ子が
　　　足もとあやしくもつれながら
　　　あるいてきました
　　　
　　　しっかり立っている
　　　りっぱなふたばをみつけて言いました
　　　
　　　「おい　これで杖をつくったらどうよ」「どうよ」「どうよ」
　　　
　　　「まままま、まってください　りっぱな三つ子さん
　　　　わたしがいつか、杖にふさわしい堅くてりっぱな木になれば
　　　　きっと、あなたあなたたちの　バランスをとるおやくにたちます」
　　　
　　　三つ子は、そうか、と理解して
　　　「はやく堅くなれよ」「なれよ」「なれよ」
　　　
　　　と言いました
　　　
　　　　　◇　　◇　　◇

2月17日のトコトコイラストです。

やばいキャラクターがあらわれました。

二人羽織ならぬ三人羽織
それもあたまからすっぽりです

そんな状態では不自由で仕方がないのじゃないか、と思うのですが・・・。
おいおい、杖どころじゃないだろう〜〜と思うのですが・・・。

失いたくないと思うもの、ほしいと思うものは
人それぞれです。

お話はさらにゆっくりとつづきます。
(^^)

　　　　　・　　・　　・

「双葉-その2-」

2/16のトコトコイラスト「双葉-その2-」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
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「双葉-その2-」

　　　一匹のムシが
　　　ふらふらと丘に
　　　とんできました
　　　
　　　みおぼえのない
　　　りっぱなふたばをみつけて言いました
　　　
　　　「あら　あたしのたまごを産みつけるにちょおどいいやん」
　　　
　　　「まままま、まってください　りっぱなムシさん
　　　　わたしがいつか、あなたの一家にふさわしいりっぱな木になれば
　　　　きっと、あなたのおこさまたちの　おやくにたちます」
　　　
　　　ムシは、そうか、と理解して
　　　「はやくりっぱになってやん」
　　　
　　　と言いました
　　　
　　　　　◇　　◇　　◇

2月16日のトコトコイラストです。

昨日の“ねこ”と、サイズをくらべてみてください

ねこが小さかったのではありません。
ムシが大きいのでございます(^^;

ムシが大きいと、もうそれだけでこわいですよね(^-^;
そんな恐怖にうちふるえながらも・・・

お話はゆっくりとつづきます。
(^^)

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「双葉-その1-」

2/15のトコトコイラスト「双葉-その1-」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Tokotokoillustration-01（2006.02.01〜）>>>>
のページでご覧いただけます。

　　　　　◇　　◇　　◇

「双葉-その1-」

　　　一匹のねこが
　　　みはらしのよい丘に
　　　やってきました
　　　
　　　あたらしい
　　　りっぱなふたばをみつけて言いました
　　　
　　　「あら　あたしのつめとぎにちょうどいいじゃない」
　　　
　　　「まままま、まってください　りっぱなねこさん
　　　　わたしがいつか、あなたにふさわしいりっぱな木になれば
　　　　きっと、あなたのつめとぎにやくだちます」
　　　
　　　ねこは、そうか、と理解して
　　　「はやくおおきくなりなさいよね」
　　　
　　　と言いました
　　　
　　　　　◇　　◇　　◇

お待たせしました。
一週間ぶりです。
2月15日のトコトコイラストです。

後押しをたくさんいただいた
ケモノくんとお嬢さんの絵を
つづけて描くのを楽しみにしていたんですが、、、、、
この1週間のあいだ、
例の大作を描いていたことと
人に会うことが多かったこととで
つづきを描けない日々が過ぎてしまいました。

間が開くと気持ちに変化が出てしまうので
あわてて進めず、
また改めて進めたいと思います。

で、ちょっと気分を変えて
今日からしばらくこの双葉をめぐる
シンプルな物語を展開します。
無事にお話が完結できれば
FLASHの研究材料（？）に
したいなぁ〜と思っています。

お話はゆっくりとつづきます。
(^^)

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