10/22のトコトコイラスト「双葉 第3章-その14-」です。
この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks>Tokotokoillustration-01(2006.02.01〜)>>>>
のページでご覧いただけます。
◇ ◇ ◇
「双葉 第3章-その14-」
「あああ、あんな長い旅は、もうまっぴらじゃ」 とふたばじい・・
そのまま『さかさ願いの村』にいます
「この村の人は、『ことば』で乱暴しないねぇ〜〜
いごこちが良いな〜〜」 と
『かなえ樹の精』も、そのまま『さかさ願いの村』にいます
コトは言います
「『願う』のは それが実現にむけて実を結び始める第一歩なの
『願い』や『ことば』には ちからがあるの」
そしてコトは ふたばじいに繰り返し言います
「じいじの発した『ことば』が、
実現にむけて実を結び始めると
それはだれにも止められないの・・・」
「そうじゃった、うんうん、そうじゃったな」
くちだけはいつもコトに素直な ふたばじい
でも、ある日のふたばじいは
「わしは1万歳になっても、ますますぴんぴんしとるんじゃ」
と言い、またある日には
「わしは、いつ枯れるかわからんからな、いたわるんじゃぞ」
と言います
また、ある時のふたばじいは
「わしは、もうここからまったく動かん」
と言い、またある時には
「わしは、いつか別の星に行くんじゃ」
と言います
ふたばじいは、発することばが『願い』になることを意識せずに
矛盾した未来を口にします・・・
「え、ふたばっちの『願い』? ううん、ぜーんぜん
ふたばっちの『願い』なんか来ないよ
『ことば』に『愛』がないと
あたしにとどかないからね〜〜」
と、『かなえ樹の精』は笑って言います
◇ ◇ ◇
10月22日のトコトコイラスト「双葉 第3章-その14-」です。
おこしくださってありがとうございます。
次回が最終話ということで
いま、わたしがつくづく感じているのは
物語ってじつに終わりがむずかしい〜〜ということです(>_<;)
終わりよければすべてよし・・・ということは
終わりが悪ければすべて悪い・・・ってこと・・・?
えーーっと(^-^;........
次回の最終話、めいっぱい大目に見てください・・・(・_・)
さて、
今回は、絵と文章が直接連動していませんので
絵の解説をしちゃいます・・・・(^-^;。
なかなかおおきくならない小竜に、
何とか一緒にとばせてもらおうと画策しているふたばじい。
小竜に結んだかごに乗って「いけ〜〜飛べ〜」と命じています。
コトは日々の勉強がいそがしく、ふたばじいといつもいっしょにはいられません
ちょうど来てくれたコトに小竜が泣きつきます。
『かなえ樹の精』はおもに神殿でぐーぐー寝ていますが
ときどきふらふらと、出歩きます。
出歩くときには彼らと一緒にいることが多いです。
今日はふらふらと出てきて、
ふたばじいのすることをあきれて眺めて、
くすくすと笑っています。
そんな、ワンシーンです。
次回『最終話』。
掲載は一週間後の予定です。
ぜひぜひ、またいらしてくださいね(^^)
●
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TokoIllustrations---53枚目(2006.10.22)
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