なんと、目的地は
「風の花」の咲く
黒い森だったのだ
「ついたぞ」
…と、サンちゃんに起こされて
目を開けたまいごちゃんの 目の前に
そびえたっていたのは
あの恐怖の「風の花」!!
数日前、大量のヒルにおそわれた
あのおぞましい恐怖体験は
まだ生々しく
まいごちゃんの記憶によみがえる
まいごちゃんはおおさわぎ!!
でも口輪をされていて叫べない…
縛られていて逃げ出せない……
サンちゃん
「お〜〜お〜〜
よかったなぁ〜〜
そんなに泣くほどうれしいかぁ〜〜
つれてきてやってよかったなぁ〜〜♪」
おまわりさん
「まことに うつくしい!!
“風の花”という花、
本官は、はじめてです!!」
カンちゃん
「く〜〜く〜〜く〜〜(泣)」
超小声で
「ごめんよぉぉぉ
この作戦、やっぱり
かわいそすぎる〜〜〜
ごめんよぉぉぉぉぉ」