おおきなふたばの
樹木の妖精は
ふたばじい と呼ばれているので
ここでも
ふたばじい と呼びましょう
「いや〜〜
小竜や、わ、わしゃ
まったく ひどいめにあったぞい
つ、墜落して木の枝で、き、きずだらけになるわ
か、かごは落ちた木に
ひっかかって と、とれないわ…
え?
そ、その木が どこにあるかって?
そ、そんなものは
わ、わからんわい
こ、こ、このあたりの どこかじゃい」
リーテは
枝がいっぱい落ちていた木を思い出した
「あ、ぼく わかるかもよ」
「そ、そ、そりゃでかした おわかいの!
で、ではそこに 小竜をあないして
か、かごをとってきてくれんか 」
「うん♪ いいよ!」