サンちゃんとリーテ（日々のつぶやき）

まいご［21］

サンちゃんとまいごちゃんは
“黒い木の森”の前にいた

サンちゃん
「なんだかんだで　
おまえも　よく　ここまできたな
あとは　この　“黒い木の森”をぬければ
やっと“風の花”が見れるぜ」

まいご
「いや　あたち　こんな　もりのなかに　いかない」


サンちゃん
「おい、あそこに　ひっかかってるの、
あれそうだぜ　
“風の花”だ
飛んできたんだ」

まいご
「すごいっっ
ち…ちれいっっっっっっっっ！！！！！」

サンちゃん
「だろ？
あれが　満開になって咲いてるところは
見といて損はないと思うぜ〜〜」
 

「まいご」［20］

リーテが家にもどってきた

カンちゃん
「えっっっっ?
サンちゃん　まいごちゃんに
“風の花”を見せに行ったの？！！！」

リーテ
「うん、そうなの
でも　ぼくはぜんぜん
行きたくなかったからさ
帰ってきちゃったんだ〜♪」

カンちゃん
「まあ、まあ、まあ、まあ！
サンちゃんったら
いったい何を
考えているんでしょう!!!!???」

「まいご」［19］

まいご
「も〜〜　あたち　ちかれた」

サンちゃん
「そんなところに座り込んでないで
さっさといこうぜ」

まいご
「ちらない　あたちはもう　いかない」

サンちゃん
「そうかい、じゃあ　おれひとりでいくぜ」

まいご
「いってらっちゃい」


まいごのおんなのこは
そういって
すぐに　すわりこんでしまいますが

サンちゃんのさそいことばに
さそわれて…
少し、また少しと
目的地にちかづいているのでありました

「まいご」［18］

「どこに行こうとしているのかわかるか？」
と　サンちゃんはリーテに聞いた

リーテはぜんぜんわからない
とこたえた

するとサンちゃんは
まいごのこは
どうやら花が好きみたいだから、
いまちょうど満開の
“風の花”　を見せてやろうと　おもっている
と言った

それをきいたリーテはびっくり！

リーテ
「えっっ　
か、か、“風の花”　を見に行くの？？？
ぼ、ぼ、ぼく、や、や、やだよっっ　
行きたくないよっっ」

サンドロ
「行きたくなければ　来なくていいぜ
うちに帰って、
ぶったおれてるカンの看病でもしてろや」

リーテ
「う、うん、そ、そうする…
あの…まいごちゃん、
ぜったい“風の花”　のそばには
行かない方がいいからね、ねっ、ねっ、ねっ」
 
 

「まいご」［17］

サンドロ
「なぁ、まいご
オメーのすきなもん
だいたいわかったぜ
でよ
おめーが
すっごい好きそうなもんが
あるんだが
みるか？」


サンちゃんにさそわれて
マイゴの女の子は
ふたつへんじで
ついてきた
（^^;

「まいご」［16］

まいごのおんなのこは
ごはんもたっぷりたべられたし
施設みたいに規則はないので
ごきげん
お外でのんきに
ひとりあそび中

それをじーっとみつめる
サンちゃん

「イタイこととか　しないよね?
ねっねっ?
こわいこととか　しないよね?
ねっねっ?」

リーテは
サンちゃんが何を考えているのか
ちっともわからないので
おろおろ　おろおろ
…

「まいご」［15］

まいごのおんなのこは
知らない人が作ったものは
きたない気がして食べられない
…
だから
カンちゃんがつくったものは
たべなかった…

まったく想像もしなかったことばに
カンちゃん大ショック

ショックのあまり
体調をくずして
寝込んでしまった


リーテ
「ねぇ、サンちゃん…
ぼくたちのごはん…
どうする…？？
ぼくたちでつくる?」

サンちゃん
「ああ、まずいな…まったくまずいぜ…」

「まいご」［14］

駐在さんは
おなかがすいたと言う
まいごの女の子を
レストランに連れて行ったのだそうだ

でも、
「ちらない人がつくったものは
ちたないからたべないの」
と言って、まったく食べず…

水道の水も
きたないから飲まないと言って、
まったく飲まず…

では、
「たべられるものは無いのか?」
と聞くと
ペットボトルに入ったA社の水は飲めるし、
てっていした衛生管理で有名な
B社のものは
いつもたべてる、と言うので

こうしてたくさん
買いこんだ、
とおしえてくれた



 
 

「まいご」［13］

たくさんの食品を買ってもらって
まいごちゃんが
かえってきた

カンちゃん
「ど、どーしちゃったんですか？？」

駐在さん
「まだ身元がわからないもんでして…
昨夜、寝泊まりする施設に連れて行きましたんですが
こんなところは　いやだ〜いやだ〜〜と、
かなり　いやがったらしく…

結局今朝、またひきとらされました…
本人は
ゆーかいはんさんの
ところに行ってあげるんだ…っていうもんで、
またつれ戻って参りましたしだいです…
いかがでしょう…しばらく
あずかってもらえんでしょうか…」

「まいご」［12］

まいごのふしぎな
おんなのこは
駐在さんにつれられて
いっちゃった…
んだけど

無事に親元に
送り届けたという
連絡がまだこない…

親がみつからないと
捨て子…ということになってしまって
施設にいくことになるんだって
駐在さんが言っていたけど…

だいじょうぶかなぁ…

「まいご」［11］

旅立ち

うちに来て
水の一滴も飲まなかった
まいごちゃん

うちにきて
布団に寝なかった
まいごちゃん

駐在さんといっしょに
ご両親とおじさんを探すんだって

はやく
みつかるといいね
じゃあね、元気でね♪

「まいご」［10］

「まいごを預かっているので
これから駐在所につれて行きます」

って　でんわしたら
駐在さんが来てくれた


サンちゃんは
書類に連絡先とか
書いてくださいってたのまれた

おんなのこは
いっしょうけんめい
お話しをしている
けど…
なんだか
ぜんぜん要領を得ていない…

「まいご」［9］

お料理している
カンちゃんを

あんなに　あんなに
見てたから
こんどはてっきり
食べるのかと思ったら

またまた
まったく
たべようとしない…

「まいご」［8］

トントン　トントン

カンちゃんが
あさごはんをつくっている
おいしそうなにおいが
家の中にただよって

ぼくは　ごはんが
とーーーーってもまちどおしい

おんなのこも
おなかがすいたのかな？
おりょうりをしている
カンちゃんのことを
ずーっと
じーっと見ている

なにが　そんなに
おもしろいのかなぁ…





カンちゃん
「なんだか、てれちゃいますねぇ（^^;」

まいご［7］

よごれを
シャワーと石けんで
きれいに洗って

洗いたての
ふわふわのタオルで
からだをふいて
ドライヤーで乾かした


まったく
きむずかしい
おじょうさんなので
世話役のカンちゃんは
ひやひやなのだ

まいご［6］

ぼくの予感は
的中しちゃった

目を覚ました
おんなのこは
おおさわぎ

まいご［5］

まいごのおんなこは
ねむったまま
ごろごろころがって
しまったらしい…

暖房の無い　さむいへやで
ちぢこまってねむっていた

さむいからって
カンちゃんがお布団を
かけてあげていた

目が覚めたら
おこるんじゃないかな…
ぼくはとっても
やーな予感がする
…

「まいご」［4］

いつもより
はやく目覚めて
とんできた

あれれ
おんなのこ
どこ行った？

箱の上には
だれもいない

ライトもたおれて
おかしいな

おんなのこ…
どこいっちゃった？
 
 
 

「まいご」［3］

リーテがひろってきた
まいごのおんなのこ…

ごはんをあげても
食べないと言う…

リーテ
「えっ　なんにもたべないの？？　おいしいよ？」

カンちゃん
「食べないのですから
しょうがないですよね…
まあ今日一晩くらい
たべなくてもだいじょうぶでしょう」

ねどこを用意してあげても
ねないと言う…

リーテ
「えっ　ねないの？？　きもちいいよ？」

カンちゃん
「ねたくないっていうんですから
しょうがないですよね…
まあ今日一晩くらい
横にならなくてもだいじょうぶでしょう」



リーテ
「あんな固い箱の上ですわったまま寝るなんて
つかれちゃうとおもうけどなぁ…」

「まいご」［2］

だれだかわからないのだから
おじさんの家につれていけるわけなく
かといって
おきざりにも出来ず
しかたなく
リーテはうちにつれてきた


サンドロ
「だからおまえは　なんですぐに
わけわからんやつを　つれてくるんだ！！」

カンちゃん
「まあまあまあ…
もう外はくらいですから
あしたおまわりさんに聞いてみましょうよ」

リーテ
「よかったね　こんやは　うちにとまれるよ」

まいご
「みつぼらちいち（みすぼらしいし）
ゆーかいだち（誘拐だし）」

サンドロ
「そいつにさっさとお帰りいただけ」

「まいご」［1］

リーテはよく出歩く
さんぽが趣味だから
よく出歩く

よく出歩いては
いろんなものに出会う

迷子にもよく出会う
今日の迷子は
ちょっとやばい…

まいご
「あたち　マイゴ」

リーテ
「え、マイゴなの？？？
え、えーと、おうちはどこ？
しんせきのところにでも
あそびにきたの？」

まいご
「そっ
あたち　おぢちゃまのところに
きてあげたの」

リーテ
「じゃあ、その
おじさんのところに
はやくかえったほうがいいよ
もうすぐひがくれて
まっくらになっちゃうからさ…
じゃあ、きをつけてね」

まいご
「あなた　あたちを
おぢちゃまのところに
つれていって」

リーテ
「え゛っ」

「決意表明…?」

リーテが、
標語なんだか
命令なんだか
それとも書き初めなんだか
よくわからないものを
壁に張りました

みんなが
「これは何だ？」
とたずねると
リーテは言いました




これはね、
ぼくの決意なの

あのね、
「がっかりしたこと」は
「がっかりしたっていうおもいで」
になっちゃうでしょ？

「がっかりしたおもいで」
をおもいだすと、また
「がっかり」しちゃう
でしょ？

「がっかり」が
「がっかり」をよんで
またまた
「がっかり」になって…って
ずっと、ずーーーっと
つづいちゃわないようにする
方法がこれなのよ

サイショの「がっかりのおもいで」を
とにかく　つくらなければ
ダイジョブなのよ！

だからね
わすれないようにね
書いてはっておくの

ね、ね、
いいとおもうでしょ？

「せっかくだから、もういっかい…」

せっかくだもの
捨てる前に
もういっかい
あたらしい使い方をしてから
捨てたいのよねぇ

たとえば

透明の電球を切って
一輪挿しにする
ってやってみたいのよねぇ〜

すごく繊細で均一で
きれいだろうとおもうのよねぇ〜

「同じ話を聞けば、かならず同じ物をイメージする、というわけではない…」

リーテが
「あのね、三メートルくらいの
おおきな豆の木があってね…」
という話しをしたら

カンちゃんは
「へぇぇ、それは
ずいぶんおおきな豆の木ですねぇ」
と、ちょっとおどろいた

サンちゃんは
「うへぇぇぇぇぇ
そんなにでかい豆の木があったら
見てみてぇなぁ〜〜」
とたいそうおどろいた


同じ話を聞いても
イメージする物は
このくらいちがうことがあるから
気をつけなくちゃ、だね

以下、
ふたりがそれぞれ
イメージした豆の木

向かって左が、カンちゃんがイメージした
三メートルの、豆の木

向かって右が、サンちゃんがイメージした
三メートルの豆、の木

「○○っぽい は ○○ に近づかない」

なんとな〜くそれっぽくできることを
「○○っぽい」
と言うことにしよう

でね
「○○っぽい」
っていうのをつづけても
だめなんだなぁ
と思うのだ

「○○っぽい」ができると
なんだか　はやく　ほんものの
「○○」に近づけるように
錯覚ちゃうんだけど
「○○っぽい」を何百回と繰り返しても
ほんものの「○○」には
あまり近づけないものなんだねぇ

「○○っぽい」は捨てて
地味に　しっかり　きっちり
ひとつひとつ　
なすべきことをみにつけたほうが
「○○」に近づける…

まぁ「○○っぽい」が
すごくうまくできるようになったときには
「○○っぽい名人」には
なれるんだけどね

「「取りこぼし防止」にはクロちゃん」

「何日に届く」
というようなはっきりした予定が無ければ
「まだ届いていない」ってことに
受け取る側が気づくのは
けっこうむずかしいものだね


たとえば
クレジットカード会社のA社は
カードを発送したあとに
「カードをお送りしましたがとどきましたか？」
というはがきを必ず送ってくれる

こういうはがきは
じょうずな「取りこぼし防止」になる

「まだ完了していない」っていうことを
受け取る側が認識するのは
なかなかむずかしいから

行動を起こす方が
「取りこぼし防止」の工夫をするのが
のぞましいよね

心を読めるクロちゃんに
「取りこぼし防止」のために
定期的にリマインダーしてもらえると
べんりだねぇ…（^^;

「U字型のクッション」

パソコン作業中の
肩と肘のふたんをかるくするために
U字型のクッションを注文してみた

届くのがとってもたのしみ（^-^）


あんまり
待ち遠しいので
リーテとサンちゃんにも
つかわせて見ようと思って
描いてみた


が


びみょ〜〜〜〜

かれらには
あまり
やくにたたないみたいだわ…（^^;

「だぶるとこまるものいろいろ」

予定がだぶってしまうのは
もちろんとっても困る

生ものとか
日持ちのしない物を
だぶっていただいたときは
すご〜くうれしいのに困る

一つあればたりるものを
だぶって買っちゃうのも困る

「配達ラッシュ」

年末年始は
配達ラッシュ

お歳暮いっぱい
日本全国に配達ラッシュ

クリスマスには
サンタさん
世界中に配達ラッシュ
クリスマスカードも
配達ラッシュ

お正月には
年賀状
日本全国つつうらうらまで
くばってくばって配達ラッシュ

「つぼみの収穫」

つぼみをついばむ
ひよどりを
みかける季節になりました

わたしたちも
ケッパーのつぼみや
たらの芽だいすき

また
おいしいきせつが
やってきました



つぼみは
収穫できる季節がかぎられる
すこし多めに収穫をして
酢漬けにしてたくわえます
今年一年
またおいしいつぼみを
いただきます

「ぜんぜんちがうものみたいだけど おなじもの」

ものって
おなじものなのに
ぜんぜんちがうものに
へんかするんだよね
おもしろいよね

たとえば
おみず

海みたいに
おおきなうねりの
かたまりになっているのと

くもみたいに
ふわふわそらにうかんでいるのと

氷みたいに
がりがり　かじれるものって
すっごくちがうよね

それに
水や氷は、
透明なのに

霧になると
向こうがよく見えないし

雪になると
まっしろけっけ

もとはおなじものなのにね
おもしろいよね

「水の温度 お湯の温度」

水槽の水は
夏と冬では感じ方が違う

同じ温度だと
夏の方が冷たく感じる



風呂の湯は
夏と冬では感じ方が違う

同じ温度だと
夏の方が熱く感じる

暑い夏には熱く感じるし
寒い冬にはぬるく感じる


水槽の水で感じるのと
逆なのがおもしろい

「すっきり計画 たてなくちゃ」

ついこのまえ
「とってもすっきりできた〜♪」
と、よろこんだばかりなのに
…

もうこんなに
山積みだ
…

この山積みをすっきりにするためには

またさっそく
「すっきり計画」を
たてなくちゃねぇ〜〜
…

「なにがかなしいって…」

なにがかなしいって

おなべのあとの
ぞうすいとか
うどんとか
ラーメンとかが
たべられないこと…（>_<）

なべの具をたべすぎて
ラーメンや雑炊が
たべられなかったときは
とっっっっても
かなしい…（；_；）

「むかしのひとは びっくりしちゃうとおもうよね」

むかしのひとは
きっとびっくりしちゃうとおもうよ

うすっぺらい一枚の板に
描かれた人が　動いたり話したり
描かれた川の水が流れたり
描かれたカモが空を飛んだり
描かれたライオンが戦ったりしたら

きっと
うーーーんと
びっくりしちゃうとおもう
（薄型のテレビやパソコンになれている
いまの僕たちはびっくりしないことだけどさ）

だから
僕たちが
未来に行ったら
きっと
うーーーーーんと
びっくりするようなことが
いろいろあるんだろうと思うよね

行ってみたいよね

「ゆめの中で…」

ゆめのなかで
ぼくは宇宙（そら）を飛んでいた

宇宙にういていて
地球みたいな星を見下ろしていた
近くには衛星も漂っていた

ぼくは夢の中で
「この星をしあわせにしなくちゃ」
と思っていたんだ
「この星のため、この星にいる
みんなのために何かしなくちゃ」
と必死で思っていたんだ
 

その時の感覚、けっしてわすれたくない感覚だったよ

 

「新年が同時にこない…」

おなじ星なら
おなじ一年なんだけど…

星がちがうと
新年のタイミングが
同時じゃない…

だから同時に
「あけましておめでとう」が
できない…

 
※　　ビル坊ちゃんは「ビルも“あけましておめでとう”をしたい」と言っています

「2011年元旦」

あけましておめでとうございます
ことしもよろしくおねがいいたします
2011年が、みなさまにとって
すばらしい一年となりますように！

去年はじめた「あたらしいこと」は
全部「たのしい」に成長していったように思います。

「あたらしいこと」に
挑戦するのは　
ちょっとたいへんだけど
できてみると　
とってもたのしいです。

ことしは
「あたらしいこと」に
いっぱい挑戦しようと思います。

それがたくさんの「たのしい」になるように
継続して、成長させていきたいと思います。


にしもりちよこ

「思い残すこと…？」

 


わたしは　
今年をふりかえってみれば
反省することがざくざく出てきて
それはもぉ宝の山です(^-^;

すべて来年に活かせれば
すばらしい年になること
まちがいないのです…けれど…(^-^;
…

…
と、とにかく
すこしでも改善して
前進しなくては！！

そして良いこともたくさんありました。
2010年、思い出いっぱいの
大好きな一年になりました。

今年も一年間、
ほんとうに多くの皆様にささえていただきました。
「サンちゃんとリーテ」を応援してくださって
ありがとうございます。

来年も…明日から(^-^;、
よろしくおねがいいたします。

にしもりちよこ

「師は座って…」

リーテ
「12月のことを
しわすって　いんうんでしょ？
しわすって
師がいそがしいってことなんでしょ？

それてさぁぁ
いそがしくても
師は すわってなさいっ…てことなのかなぁ

それとも
いそがしくて
師 わすれるっ…てことなのかなぁ

それとも
いそがしいから
師は すわってられないっ…てことなのかなぁ」

カンちゃん
おつかれすぎね〜…（^^;

「毛染め」

黒髪にあこがれて
真っ赤な髪を
みどり色に染めてしまった
物語の主人公^※を
思い出す…（^^;

（※……赤毛のアン　のこと）

「おおそうじ」

そもそも
リーテはあまり
じぶんの物をもっていない

その上
大掃除のときには
じぶんの部屋の掃除は
非常にてきとーに終わらせる

そして
共用スペースの
時計などを分解して
ひとつひとつの部品を
丁寧に丁寧に磨くのが
だいすき

「食欲の冬」

 
 

サンドロ
「さいきん
よくはらがへるよなぁ…
いよいよ
“食欲の冬”の到来かぁ…」

リーテ
「えっ　
サンちゃん
“食欲のフユ”じゃなくて
“食欲のアキ”でしょ？」

サンドロ
「ばっかだな　おめーは
秋は当分コネェよ」

 

「祭りの後」

にぎやかだったものが
急に静かになると

ただ
もとにもどっただけなのに
妙にさびしいものだよね


 

「ただいま放心中…」［洞穴-3］

洞穴には何もいなかったのに
みんな
まんまとサンちゃんに
だしぬかれました
…

サンちゃん
「そもそも
こしがひけてるから
おどろくんじゃ〜〜
わははははは」




かんちゃんとリーテは
おどろきすぎて
ただいま放心中…

トキは
立ち直りが速くて
おこっています

…

え？
こころがつつぬけで
サンドロのたくらみが
わかっていたクロちゃんは
どうしてトキたちに
教えなかったのかって？

「そういうことを言わない」っていうのが
クロちゃんが自分で決めた
みんなと仲良く暮らすための
ルールなんですって

「本当に危険なこと」
と
「きかれたこと」以外は
言わないっていう
ルールなんですって

「洞穴の恐怖」［洞穴-2］

しらない洞穴（ほらあな）に
はいっていったサンちゃんが
しばらくしたら
悲鳴とともにかけもどってきた

「しらない洞穴」［洞穴-1］

いつもは通らない脇道から
さらに外れた
崖の脇

こんな洞穴（ほらあな）
はじめて見たね
大きいのかな
小さいのかな
危険なのかな
楽しいのかな
…

「お正月も もうすぐなのだ」

お正月だって
もうすぐなのだ





・サンちゃん
「盆と正月が
いっしょに来たみたいな
このありさまは　
いったい　なんだ？」

・リーテ
「お正月のおかざりだって
10日くらい前からかざっておきたいでしょ？
だからね
いっしょにかざるの！
リースと似てるし☆」

「もうすぐ クリスマス」

クリスマス

もうすぐですね〜〜（^^）

「もやもやは うすめちゃえ」

 
もやもやを
ひきずるのって
いやなものよね


もやもやしたまま
すごしていけば
いつか　すっきりするのかな

すっきりしないまま
すごしていけば
そのうち　わすれて　しまうかな


でも、やっばり
もやもやを
ひきずっているのは　いやだから

いますぐ
むちゅうになれるものを
むりやりはじめて

もやもやを
うすめちゃおう