サンちゃんとリーテ（日々のつぶやき）

しはいしゃ みたいなひと

 
きょう、
ひさしぶりにね
“しはいしゃ”みたいだな〜
って　かんじるようなひとの
かいたものをよんだよ

はいしゃさん　じゃないよ

さいきんは
あんまり　
みかけなくなったんだけど

むかしはよく
“しはいしゃ”みたいだな〜
って　かんじるようなひと

たくさん　いたような
きがするなぁ……
 
 

「幕引き」［58］

サンちゃんに
「おう　びるぼう　やったな
オテガラだったじゃねーか」
って言ってもらえた　びるぼっちゃん

やっと　ほめてもらえて　よかったね


いつもお城では
すぐにちやほや　ほめられるけど
お城の外では
みんなは　すぐには　
ほめないものなんだな…
って
すこしだけ　学んで
すこしだけ　せいちょうした
ぼっちゃんなのだった


でも、ぼっちゃんがいま
気がかりなのは
さっき燃やしてしまった花瓶のこと…



いま　やっと　ほめてもらえたのに
あれがみつかったら　きっと　また　おこられる…
そして

「まだまだだな〜〜」って　言われるんだ…

だからぼっちゃん
今日はめずらしくぼっちゃんから
おっさんに言いました

「帰ルジョ」


［おえかきの神さま　［完］］

「ブルーマからのでんわ」［57］

ビルぼっちゃんにかかってきたのは
ブルーマからのでんわだった


 




もしもし
ビルぼっちゃん
さっきはどうも
ありがとうございました
ブルーマです

すみません、なんだか
あわただしくて
ゆっくりお話し出来なくて
ちゃんとお礼が言えなくて…

ぼっちゃん
あの絵を描いてくれて
本当にありがとう！！
ぼっちゃんがあの楽しそうな絵を描いてくれたおかげで
ぼくにも、作品を作ることのたのしさがよみがえったんです！

これからも、きっとずっと
ぼくにとって、あのぼっちゃんの絵は
たいせつなおてほんです。

ぼくにとってぼっちゃんは
まさに“おえかきの神さま”です！！

ほんとうに　ほんとうに　ありがとう！

それをおつたえしたかったんです！！

「ぼっちゃん大不満」［56］

 
オテガラを
だれにもほめてもらえなくて
すっかり不満　大不満

ぼっちゃん　すねて
かびんに
やつあたりしていたら…

「お〜〜〜〜い
びるぼう〜〜〜〜〜〜
でんわだぞ〜〜〜〜」

ぼっちゃんに
でんわだって…
なんだろう……？？？

「ぼっちゃんの中で起きているココロの変化」［55］

そもそも
ブルーマがおちこんでいると聞いたたから
ビルぼっちゃんは心配で見に行って
見に行ったときにブルーマが寝てたから
起きるのを待っていて
待っているうちに
ついつい真っ白いキャンバスに
らくがきしちゃってて
でも、そのらくがきがきっかけで
ブルーマは作品作れて
その作品が美術学校のコンペで大賞をとって
ブルーマは高い評価をされたんだ
みんなは、その作品を見るために
ブルーマの学校まで旅をして
たのしいい時間をすごしたんだ

ブルーマがほめられたのも
みんながこんなに楽しいのも

ぜーーーーんぶ
ぜーーーーーんぶ
ぜーーーーーーーーーんぶ

元はと言えば
ぼっちゃんのオテガラじゃないか〜〜っっっっっ

って思うのに
だれもぼっちゃんのこと
ほめない
ほめてもらえないうちに
ぼっちゃんは
おうちにかえることになっている…


コレデイイノカ？
コレデイイノカ〜〜〜〜っっっっっ(▼▼)


 

「くり返し くり返し 思うことは また 変化もするのだ」［54］

ブルーマはお守りとして
ビルぼっちゃんの七宝を貸してもらっている…

その七宝を
入口にして
みんなは無事に
帰って行った…


ぼっちゃんを先頭に
一瞬で目の前から
消えてしまった一行…

後に残された
ブルーマと
ヌーボーと
スカンプ…

ヌーボーと
スカンプは
にぎやかな一行が
一瞬で
消えてしまったことにおどろいて
ぼうぜんと立ちつくす…

ヌーボーとスカンプにとって
大きな謎となった今日の出来事は
彼らの中で、何度も何度も
くり返し、くり返し
おもい出される出来事となるだろう…

つまり、

くり返し　くり返し　おもうこと　というのは
もしかすると
今日
あたらしく
増えるかもしれないのだ

人は、生まれてから死ぬまでの間に
いろんな出来事に出会い
いろんな人と出会い
いろんなものを好きになったり、
きらいになったりするのだ

自分の中で大事なこと、
核になることも
日々、変化する、ということなのだ…

「ぼっちゃんの瞬間移動でおうちに帰る」［53］

「途中で寄って行けよ」って
サンちゃんが言い出したものだから

ビルぼっちゃんが
ぼっちゃんのおうちに帰る途中で
ぼくたちのうちにも
（瞬間移動で）
ちょこっと
よってもらうことになったんだ

つまり、
ぼくたちもぼっちゃんといっしょに
うちに帰ることになったの




たくさん持ってきたお菓子は
まだまだ、いっぱいあったから
みんなにあげよう

ぬーぼーも
スカンプもよろこんでくれて
よかったな

あとはぜ〜〜んぶ
ブルーマへのおみやげだ
学校のお友達といっしょに
なかよく食べてね


じゃあねブルーマ
またあう日まで
げんきでね！！

「ぼくの くりかえし は なんだろう…」［52］

くりかえし　くりかえし
かんがえることが
ぼくのつくるべきもの…
ぼくのやるべきこと…

ぼくってなにを
くりかえし　くりかえし
かんがえているんだろう…

今日
くりかえし　かんがえてることは
お菓子のことだなぁ
…

ぼく
お菓子を“作る人”になればいいのかなぁ…
それとも
お菓子を“あげる人”になればいいのかなぁ…
それとも
お菓子を“守る人”になればいいのかなぁ…
それとも…

サンちゃんが言うには

“くりかえし　くりかえし”
がなんなのか
ぼくがわかるのは
もっと大人になってからなんだって…　

ぼくにだって
わかるのになぁ…
ちぇだなぁ…
 

 
 

こんにちは。

ちよこです。
先週・今週と、たぼ〜してました(^^;
今日は通常業務で
ようやく落ち着きを取り戻してきています。
ふう〜
いそがしくても楽しいんですけれどね☆
からだが言うことをきかないのが難点ですね☆

ここ「サンちゃんとリーテ」も、
更新が遅れてしまったり
カテゴリー入れ忘れたり
番号つけ間違えてしまったり…と
もろもろ　ぼろぼろ
乱れてしまいました。ごめんなさい(>_<;)

「おえかきの神さま」のお話しも
いよいよエンディングです。
(^^)

「繰り返し 繰り返しで、適職もわかる？」［51］

 

スカンプ
「ええはなしや〜〜
オイラのアタマの中は
食べもののことばっかしでっせ〜

ヌーボー
「オラは
こわして，破壊して
ばらすことばっかし考えてるだなぁ〜〜」


おっさん
「スカンプはん、
おまえはんは
フードジャーナリスにも向いてるかもしれんし
意外と農業や漁業っちゅう食べものを確保する産業にも
むいてはるかもしれまへんわなあ」

「ヌーボーはん、おまえはんは、
若いときのわしのように
兵士にむいとるかもしれんし
武器づくりにも才能はっきするかもしれんわなぁ

いずれにせよ
ひとより極端に惹かれるものがあるっちゅうのは
えらい才能があるっちゅうことですわ〜〜
ふたりともたのしみでんな」

 

「くりかえしを見失ったら…」［50］

繰り返し　繰り返し
イメージするものを見失ったときは
目が覚めてまず
最初にあたまにうかんだものを
描きとめてみるのじゃ〜〜


…って神さまは言ったんだ



ぼくが夢から覚めたら
目の前にぼっちゃんの絵があって
ほんと、おどろいたよ〜〜

そして次にぼっちゃんのサインを見つけた瞬間に
ぼくのあたまの中には
この作品が思い浮かんだんだよ

「おえかきの神さまは いいました」［49］

 

 

ブルーマが
絵も描けず、
なにもつくれなくなって
スランプになやんでいると
ゆめのなかで
「おえかきの神さま」が言いました

ブルーマよ〜〜
なにを　なやんでおるのじゃ〜〜


ああ、かみさま
ぼく　なにも　つくれなくなってしまって
なやんでいるのです…

ブルーマよ〜〜
なぜ　おまえは　じぶんが
つくりたいとおもうものを
つくらんのじゃ〜〜


ぼく　じぶんが
なにをつくりたいのか
わからなくなってしまったんです…

ブルーマよ〜〜
おまえがつくりたい　と思うものとは

おまえさんが　
繰り返し　繰り返し
好きだと思っているものや

繰り返し　繰り返し
行きたいと思っているところや

繰り返し　繰り返し
あいたいと思っている相手や

繰り返し　繰り返し
イメージするものや

繰り返し　繰り返し
すてきだと思うもの…


そうした
繰り返し　繰り返し
おもうところに
あるのじゃ〜よ〜〜


といいました
それを聞いてブルーマは


くりかえしイメージするものって
いろいろあるようで
いろいろないようで
ぼくには、それもわからないんです

…と言いました

すると神さまは…

「リーテの疑問」［47］

リーテは
とってもしりたいことがありました

ブルーマの作品は
「おえかきの神様」のおかげで描けたと
手紙に書いてあったので
「おえかきの神様」の
どんなおかげで描けたのか
しりたくて仕方がありませんでした

でも、ブルーマの作品をその目で見ても
「おえかきの神様」のことは
ちっともわかりませんでした　


そこで




リーテは
ブルーマに聞いてみました

するとブルーマは
スランプの時に見た
夢の話をしてくれました

「やっときたリーテ」［46］

ブルーマの作品展示場に
やっときたリーテ

リーテ
「やっほー　みんな〜〜
おまたせ〜〜〜〜」

サンドロ
「なんだ　なんだ、
だれか　おれに　おしえてくれ…
いったい　なにが　どうしたら　ああなるんだ」

ブルーマ
「リーテちゃん、
やっぱり　ただものじゃない…」

「ヌーボーの作品すてき化計画」［45］

リーテにたのまれて
スカンプはベルトコンベアの上から
菓子袋に入っていた乾燥剤を投げ入れた

ぱらっぱらっと
乾燥剤を投げると
ばち　ばち　ばちっと
火花が散る

あ、もちろんベルトコンベアはとめましたよ
ぶっそうですからね

リーテ
「ほーらっ　ほらほら！！
みて　みて　みて〜〜
とっても　とっても
すてきでしょぉぉ〜〜
すごーーい　すごーーーい
おおきな線香花火みたい♪♪♪♪

き〜れい♪　き〜れい♪
すてき♪　すてき♪」　

ヌーボー
「すてき？　……？？？
オラの作品が　すてき？？？？
おまえ、すごくいいやつだなぁぁぁ〜〜」




ども〜〜、こんにちは。ちよこです。
えーとですね、おしらせです。
明日の「サンちゃんとリリーテ」はおやすみになりまして
また明後日掲載の予定です。
あ〜した　てんきに　な〜〜れ　(#^.^#)

ではでは☆

「菓子袋の音がすればスカンプが寄ってくる」［44］

リーテ
「ぼ、ぼく、
いいことおもいついたよ！！！」

と言って
おもむろに
菓子袋をあけはじめるリーテ

スカンプ
「あ、お菓子♪　お菓子ですか♪
お菓子くれれば
おいら　なんでも　てつだいまっせ♪」

どこにかくれていたのか
急にまたあらわれたスカンプ

リーテ
「え、ほんと？　ありがとう…。　うん、じゃあ　おねがいしてもいい？…」



こんにちは。

ちよこです。
このお話しをアップした次の日、
新潟に行きました。

そこでとってもきれいなねこちゃんのいるおうちに
おじゃましたんですけれど
なんと、そのねこちゃんは、みごとに
「菓子袋の音がすればよってくる」
という
スカンプとおんなじ習性の
ねこちゃんでした！

もちろん、それ以外の性格はぜんぜん
スカンプとは似ていませんでしたよ！
(^^;

「ヌーボーの作品はぶっそうな作品」［43］

「これが、オラの作品だ」

そう言って
ヌーボーがリーテに見せた作品は…


①まず、ベルトコンベアの上に人形を置く

②その人形が運ばれる

③ケースの中に落下すると
たちまちするどい光線が照射される

④灰になるまで何度も光線が照射される

……という、ぶっそうな作品だった

 
 




リーテ
「……す…すごいね……こ…これは…………武器…なの……？」

 

ヌーボー
「な、なんだとぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜（｀´メ）
よにもうつくしい芸術さくひんがわからないとは
しつれいなぁぁぁぁぁ〜〜
やっぱりおまえも
オラをばかにするのかぁぁぁぁぁぁぁ」


リーテ
「わ、わ、わ、ち、ちがっ、ちがっ

あ、あ、あ、あのさっ
ぼ、ぼく、
いいことおもいついたよ！！！」

「リーテの事情」［42］

スカンプの縄をほどいてあげていたリーテ
おぼえてますか？

ヌーボー
「おい〜〜
なぜほどく〜〜
おまえも
オラの作品
ばかにしてるのかあ〜〜」

リーテ
「ち・ち・ち・ち・ち・ち・ち・ち・
ちがいますよぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜
あああ、あなたのさくひんって
しらないし…きゃあああああああ〜〜〜〜」

スカンプ
「どもっ　おさきっ」

「作品にはサイン」［41］

ブルーマ
「え？
なんでぼっちゃんが描いた絵だって
わかったのかって？
それはね、
ほら、ぼっちゃんの絵の右下にあるでしょ〜〜」




カンちゃん
「わ、ほんとだ　
William D（ウイリアム.デビル）って
大きくぼっちゃんのサインが描いてありますよ〜〜」

サンドロ
「なんだ
びるぼうのやつ、しっかり
宣言してたんじゃねーか」

ぼっちゃん
「サイン　サイン」

おっさん
「いやはや〜〜
ブルーマはんが
作者名を偽ってしまわれてへんで
ほんま、よかったですわ〜〜」


サンドロ
「ところで、あいつ（リーテ）はどうした？
なにやってんだ？」

「コラボレーション」［40］

「お絵かきの神様が見せてくれた世界」

作　ブルーマ・ブルーマ
with
ビル・デビル



サンドロ
「なんだよ、ビルぼうとの
合作になってるじゃねーか
心配して損したぜ」




 

おっさん
「ほんまですなぁ
ぶるーまはんは
なんでぼっちゃんの絵だって
わかったんですやろか？？」

「ブルーマの作品は 力作で大作だった」［39］

ブルーマの作品は
とっても力作で、大作だった

みんなが思っていたより
はるかにはるかに　大きな作品だった


 



ブルーマ
「みんなのお話しから
ぼくが勝手に想像した
ぼっちゃんのお家のイメージなんですよ
ぜんぜん似てないかもしれないから
なんだか　はずかしいなぁ〜〜
えへへ…」


サンドロ
「いやあ…こりゃあ…
…
…
…見直したぜ、ブルーマ…」

カンちゃん
「うわ〜〜ぼっちゃんがいますねぇ…
おおきいですねぇ〜〜」

ビルぼっちゃん
「ブルブル　オテガラダジョ♪」

「受賞作品展示室」［38］

そのころ…
サンドロとカンちゃんとクロちゃんとトキは
まさにいまから
ブルーマの作品を見ようとしていた

ちょうどそこへ
おっさんとびるぼっちゃんが
追いついた

「リーテのやりたかったこと」［37］

おかしがだいすきな
リーテとしては

たべものがだいすきな
スカンプの気持ちが
よくわかる

だから
たべやすいように
なわをほどいてあげたかったのだ

ところが…

「おかしがいっぱい」［36］

ビルぼっちゃんは
おかしをいっぱい包みにいれて
持ってきた

スカンプたちがお菓子に
夢中になっている内に
さっさと逃げてしまおうという計画

計画は、大成功
 

「ぼっちゃんがもどってきた」［35］

ぼっちゃんがもどってきた

なんだか
おおきな“包み”を持って
もどってきた

おっさんが
サンちゃんに
先に行くようにって
めくばせ

サンちゃんは
みんなといっしょに
ブルーマの作品を見に行くぞって
あるきだしたのに

リーテはあとの展開が
気になってしょうがない……

「ブルーマが来た」［34］

ブルーマ
「スカンプが見知らぬ客人に
捕獲されてるぞ〜〜って
すっかりうわさになってたよ〜

そのうわさのおかげで、
リーテたちがここにいるのが
カンタンにわかったよ〜〜」

 

「布の中では…」［33］

ふわっとかけた
布の中では
もちろんぼっちゃんが
携帯電話を入口にして
別のぼっちゃんのものを出口に
瞬間移動中…

ぼっちゃんは
おっさんにたのまれた
“あるもの”を
とってくるミッション中なのだ

「おっさんのマジックショー」［32］

「おっさんの助け船」［31］

いつもなら
ニガテな相手にからまれたら
さっさと逃げちゃうスカンプ
だけど
今日はつかまってしまって
逃げられない

そんな
スカンプのピンチを見て
おっさん、
ぼっちゃんになにやら耳打ちをしてから
助け船を出してきた