「双葉 第2章-その5-」

4/23のトコトコイラスト「双葉　第2章-その5-」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Tokotokoillustration-01（2006.02.01〜）>>>>
のページでご覧いただけます。

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「双葉　第2章-その5-」

　　　ふたばじい　と　少年コト　と　小竜　が
　　　しずかにしずかに旅をしています
　　　
　　　「じいじ、つかれた？　少し休む？」
　　　　　　とコトが聞けば、ふたばじいは無言でうなずきました・・・
　　　
　　　「もうすぐ山の頂上だから、楽になるからね」
　　　　　　とコトが言えば、ふたばじいは無言でうなずきました・・・
　　　
　　　「だいぶ南に来たから暑くなってきたね。じいじだいじょうぶ？」
　　　　　　とコトが聞けば、ふたばじいは無言でくびを横に振りました・・・
　　　
　　　とぎれることなく苦情をばかりを口にしていたふたばじいは
　　　何も言わなくなってしまいました・・・
　　　「あらまほしの実」に聞こえるところで口にしたことは
　　　みな未来となって自分にふりかかることを知ったため
　　　何もしゃべれなくなってしまいました・・・
　　　
　　　ところが、、、、
　　　
　　　ふたばじいは、いいことを思いついてしまいました
　　　
　　　《そそ、そうじゃ！　わわ、わしがこれを持たねばよいのじゃ！
　　　　空高く飛んでついてくる、あやつに持たせればよい！
　　　　わしは自由じゃ！！　わしは自由じゃ！！
　　　　おい、小竜、こっちゃ来い！　降りて来い！　
　　　　・・・ふうむ、念じたところで降りては来んか・・・》

　　　「ふんっ」

　　　「えっ？　じいじ、なにか言った？」
　　　　　ふりかえってコトが聞くので、ふたばじいはおおきくくびを横に振りました
　　　
　　　　　◇　　◇　　◇

4月22日のトコトコイラストです。

ふたばじいが、しずかです(^^;
ものすごくしずかです。

自分の言ったことが現実になるからと言って
何も押し黙ることはないはずなのですけれど・・・
(^^;

ポジティブな言葉、すてきな言葉を
発すれば良いだけなのですが
・・・・・
いつもネガティブで無責任な発言しかしていなかった
ふたばじい。
習慣というのは、なかなか簡単に変えられないものなのですね.....。

ふたばじいのたくらみはどうなるか・・・。
どうか、あたたかくお見守りください。
(^^)
●

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Comments

[投稿情報: ふるーる]

おねだりしに来たんじゃあないのよ。
ちよこさんのネジを巻きに来たんでもないのよ。

どうしてるかなぁってちょこっと覗きに来ただけ～♪

そしたら～～～♪♪♪

「その5」がぁ～～～！！！ありましたっ！！！

わ・わ・わっ！
じいじ・・・また訳わからないこと企んでますねぇ。。。
本当に困ったちゃんだわ。
習慣というものは・・・そうね、なかなか変えられない。
変えようという気持ちを持つことさえ気がつかない・・・

あはっ。わたしのことかも～

せめて～訳わかんないこと企まないようにしなくっちゃあ(^▽^;)

[投稿情報: kiko]

じいじ。
その　なんとかの実が（私もちゃんと覚えろ！あらまほしの実だっつうの！）どこまで聞こえるのか
それを　ちゃんと　コトに訊いてからの方が
いいと　思うぞ・・？
頑張れよ　じいじ。
つい　じじいって書きそうになるんだよなあ・・。
・・怒られるだろうなあ、じじいって呼んだら・・。

[投稿情報: chiyoko]

☆
ふるーるさん☆

こんにちは(^^)
わ〜いっ
いらして下さってありがとうございます♪

はい、じいじったら、また訳わかんないことたくらんじゃってます(^^;

習慣というものを変えるのが
大変なことなのだと実感したのは
何を隠そう、わたし自身なのです。

もう20年ちかく昔の話なのですが、
「今からいっさいネガティブなことを言うのをやめるわ！！」
と決心したら、2,3日無口になってしまったんです。
そのころはネガティブ発言が多かったんですねぇ〜〜わたし。

いや〜〜そりゃあもうおどろきました。
そんなに自分の発言がネガティブ発言だらけだったとは
自覚していなかったので(^^;
ほんと、びっくりしましたのでした(^^;

[投稿情報: chiyoko]

☆
kikoさん☆

こんにちは〜(^^)

あはははは
「じじい」って書きそうになるの
よくわかります〜〜(^^)
だって、じいじにぴったりなんですもの♪

ご指摘の点、まったくです。
遮音とか消音するのって結構たいへんなんですよね(^^;
まわりが騒音だらけならばともかく、
静かな空間だとどこまでも響きますしねぇ〜〜。。。

さてさて、じいじのたくらみやいかに・・・(×_<;)

[投稿情報: 湖]

いいですね～ふたばじい、もう最高！（笑）

でもこういう人って、現実にも結構いたりして。
身近にいる色々な人に当て嵌めながら読んでしまう
意地悪な私だったりします（笑）

でもよくよく考えてみたら。。。
ネガティブとポジティブが交互にやってくる私こそ
実はふたばじい本人なのかもしれません（笑）

[投稿情報: chiyoko]

☆
湖さん☆

えへ♪　ふたばじいを褒めていただけた(^^;　＜褒められたのか？
うれしいなぁ。

ふたばじいは、自分のじいさんのような気もするし
自分の子供のような気もするので不思議です。

おお、
交互にやってくるネガティブとポジティブ・・・(^^)
あまり頻繁な変化だと困るし、
すごくまれに来る変化も順応するのがつらいですね。。。

ネガとポジといえば・・・
あの.....、絵を描く時の話なんですけれど、
通常“白い紙に黒い鉛筆”で描いている石膏デッサンを
“黒い紙に白い鉛筆”で石膏デッサンをしてみると、
新たな発見があって良いのです。

ポジの側では見えなかったものが、ネガの中では見えてくる。
同じことを同じように出来ない条件の中だからこそ
普段見えないものが見えやすくなるということなのでしょう・・・

普段はポジで描いているものを、
たまにネガで描いて
再びポジで描いたとき、そのときにいろいろ見えてくるんですね。

ネガとポジ・・・
どちらも本当は優劣なくて、どちらも等価なんですよね〜〜
ほんとはね・・・。