イラストレーターにしもりちよこ の ど-も-のブログ

「くまのプーさんからのメッセージ展」初日♪

みなさま、こんにちは。
ちよこです。

長い準備期間を終え、いよいよ「くまのプーさんからのメッセージ展」が始まりました！

初日の昨日、わたしも会場に行ってきました。
子供も大人も、いろんな年齢層のお客様が、それぞれにとても幸せそうにプーさんの世界をご覧になっていて、プーさんのファン層の広さを改めて認識して参りました。
意外だったのは、若いカップルが多く目についたことです。
女性のおつきあいでしぶしぶ・・・という様子でもなく、男性もよくその世界を理解したうえで、楽しそうにお話になりながらご覧になっているような若いカップル。なんかとてもすてきでした。

展覧会の内容をここで詳しく書いてしまうと、ご覧下さる楽しみが半減してしまうので自重いたしますが、1つだけお伝えしておきたいことがありました。

この展覧会のカタログのことです。

今回の展覧会は美術館を全館使うような大きな展覧会ではないのですが、ちょっとすてきなカタログがつくられています。
カタログの内容と展覧会の内容はよく一致していて、・プーさんの原作の世界について、・ディズニーのプーさんの世界について、・現代の作家の手による「MyPooh」について・・・が、ほどよいバランスで掲載されている・・・ちょっと絵本みたいなハードカバーのカタログです。

展覧会の会場を出たところにプーさんグッズの特設販売コーナーがあり、そちらでご覧いただけます。
でも、かわいいプーさんグッズの中に、このかわいいカタログもすっかりなじんでしまっていて、それと気がつかずに通り過ぎてしまうかもしれません。
（実際、本日いらしてくださったお客様で、カタログがわからなくて買わずに帰ってきてしまったけれど、ほしいので明日また行きます、と言ってくださった方がいらしたので・・・・）

ご覧のようなデザインで、ちょっと小振りのハンドブック風のカタログです。
カバーが乳白色の合成紙のカバーでくるまれています。
この写真はカバーをはずした写真ですので、じっさい現物をご覧になると
この写真よりふわーっとソフトな印象になっています。

ぜひ見本をみつけてお手にとってご覧いただければ、きっとカタログもよろこびます♪

皆様のご来場を会場ではプーさんたちがわくわくしながらお待ちしております。
どうか、お気をつけてお越し下さいませ!!!!!!!!!!
(^^)

「双葉 第2章-その2-」

3/29のトコトコイラスト「双葉　第2章-その2-」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Tokotokoillustration-01（2006.02.01〜）>>>>
のページでご覧いただけます。

　　　　　◇　　◇　　◇

「双葉　第2章-その2-」

　　　ふたばじい　と　少年コト　と　小竜　が
　　　ふか〜い、ふか〜〜い草の森の中をあるいています
　　　
　　　「なななな、なんじゃここは。草・草・草じゃ。
　　　　草ばかりでなにも見えん。
　　　　空も見えん、太陽も見えん、星も見えん、小竜も見えん。
　　　　草ばかり見ていてよく迷わんな。
　　　　はあ、たいくつじゃ、たいくつじゃ」
　　　
　　　不平不満を言うふたばじいに　コトが言いました。
　　　
　　　「だいじょうぶ、小竜が外に出て道案内をしてくれる」
　　　
　　　「そそそそ、そうじゃ！　小竜に乗せろ！
　　　　小竜に乗れば外に出られる！
　　　　うあ〜〜　乗せろ、乗せろ、乗せろ〜〜」
　　　
　　　ふたばじいは、コトにどんどん不満を言います
　　　コトは小竜には乗れないと笑います
　　　小竜は知らん顔で
　　　草の森から出たり入ったりしながら飛んでいます
　　　
　　　ときどき小竜は草の先端を折ってコトに渡します
　　　コトとふたばじいはその草の先端からコクコク水を飲みました
　　　
　　　やむことのない葉擦れの音が
　　　ここでは永遠につづいています
　　　
　　　
　　　　　◇　　◇　　◇

3月29日のトコトコイラストです。

2人と1匹、、、う〜〜ん、やっぱり1人と2匹なのでしょうか.....。
口はうるさいですが、なんとかすなおに（？）歩いてくれています。

何もないと文句を言って、じいじが退屈がっていた平原は抜けたようですから、
彼らの旅は一週間より多くの時間が経っているようです。

こちらでは2日という時間が経ちました(^^;

お話はまだまだゆっくりとつづきます。
どうぞ、よろしくおつきあいください。
(^^)
●

なお、「双葉」のお話を最初からご覧になりたい場合、
また、お話をもう一度読み返したいときなどは、
これまでのお話をまとめてご覧いただけます。
ここをクリックしてください>>>>
一番下からお話がはじまります。

　　　　　・　　・　　・

「双葉 第2章-その1-」

3/27のトコトコイラスト「双葉　第2章-その1-」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Tokotokoillustration-01（2006.02.01〜）>>>>
のページでご覧いただけます。

　　　　　◇　　◇　　◇

「双葉　第2章-その1-」

　　　ふたばじい　と　少年コト　と　小竜　が
　　　ひろ〜い、ひろ〜〜い土の平原をあるいています
　　　
　　　「なななな、なんじゃここは。なんにもないところじゃのう。
　　　　水もない、草もない。鳥もいない、クマもいない。
　　　　はあ、たいくつじゃ、たいくつじゃ」
　　　
　　　不平不満を言うふたばじいに　コトが言いました。
　　　
　　　「だいじょうぶ、一週間もあるけばこの地はおわる」
　　　
　　　「いいいい、一週間もつづくのか？？？
　　　　うあ〜〜　たいくつじゃ　たいくつじゃ〜〜」
　　　
　　　ふたばじいはひとりぶつぶつ不満を言います
　　　コトはそんなふたばじいでも、
　　　旅の供がいるのがうれしいようです
　　　小竜はたのしそうに
　　　上下しながら飛んでいました
　　　
　　　乾いた風が吹き渡ります
　　　遠くで木の割れる甲高い音が響きました
　　　
　　　
　　　　　◇　　◇　　◇

3月27日のトコトコイラストです。

たいへんご無沙汰いたしました。
3月は年度末で、日本中がな〜んとなくあわただしいですね。

わたしも思うように時間がとれなくて
3月も最終週を迎えてしまいました。
ちょっと強引に時間を作って
ふたばじい　を描きました(^^)

描いている間はしあわせいっぱいです☆

1人と2匹、、、いえ、2人と一匹でしょうか。
なんとかおとなしく（？）歩いてくれています。

このおはなしは、
第一章の間、ずーっと同じ場所を舞台にしていたので
今回初めて舞台が変わりました。

ふたばじいがもっているフクロの中には
第1話の最後にふたばじいが手にしたタネ
「あらまほしの実」がはいっています。
（コトが持ち帰った殻の方ではありません(^^;・・・）

お話はますますゆっくりとつづきます。
どうぞ、よろしくおつきあいください。
(^^)

なお、「双葉」のお話を最初からご覧になりたい場合、
また、お話をもう一度読み返したいときなどは、
これまでのお話をまとめてご覧いただけます。
ここをクリックしてください>>>>
一番下からお話がはじまります。

　　　　　・　　・　　・

「くまのプーさんからのメッセージ展」ご招待

くまのプーさん原作デビュー80年記念 「くまのプーさんからのメッセージ展」新宿タカシマヤ展が
2006年3月29日から4月10日まで開催されます。
こちら簡易告知ページ

一般入場は500円の展覧会ですが、当サイト、ChiyokoLandにお越しのみなさまをご招待いたします。
お一人でも多くの方にご覧いただきたいと思っておりますので、ご遠慮無くお申し込み下さい。
（お一人様6名分までお申し込み可能）
ご希望の方はメールに「当サイトか、にしもりのイラストについてのご感想」をひとこと書いて、
お名前と、チケット送付用のご住所とお電話番号とメールアドレスを明記の上、
voice☆chiyokoland.comまでE-Mailにてお申し込みください。
(メールアドレス中の☆を@に変えてくださいね)
先着順にお送り致します。

・期間　〜4月4日 PM15:00　締め切り（4日はすでに展覧会の会期中ですが、ぎりぎりまでお送りします）

「春の音」

3/24のトコトコイラスト「春の音」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Tokotokoillustration-01（2006.02.01〜）>>>>
のページでご覧いただけます。

　　　　　◇　　◇　　◇

「春の音」

　　　春休み
　　　金属音と
　　　元気な声
　　　土を蹴る音
　　　転ぶ音
　　　
　　　飛行機の音
　　　鳥の声
　　　花ずれの音
　　　風の音
　　　
　　　　　◇　　◇　　◇

3月23日のトコトコイラストです。

ほんものの春が来ました。

グラウンドでは高校生たちが
土にまみれてノックをしていました。

桜のつぼみが
どんどん　どんどん
ふくらんでいます。

あしたは春だね。

　　　　　・　　・　　・

「お誕生日のプレゼント」

3/18のトコトコイラスト「お誕生日のプレゼント」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Tokotokoillustration-01（2006.02.01〜）>>>>
のページでご覧いただけます。

　　　　　◇　　◇　　◇

「お誕生日のプレゼント」

　　　森が歌い
　　　木々が奏でる
　　　その日はすてきな
　　　だいすきなあの子の誕生日
　　　
　　　音楽好きなリスから
　　　とっておきのプレゼント
　　　
　　　よろこんでくれるかな・・・
　　　大切にしてくれるかな・・・
　　　
　　　ぼくのだいすきなあの子に
　　　とっておきをプレゼント
　　　
　　　　　◇　　◇　　◇

3月18日のトコトコイラストです。

ネムリスではありません(^^;
音楽好きな黄色いリスです。

森の中でぜんぜん保護色になっていません。
目立ちすぎです。
も〜〜格好のえじきになりそうなくらい目立ちます(^^;

でも、うわさによると
あぶないと思ったら、くるくるっと丸まって
黄色い実にそっくりになって、
木の葉のかげに隠れる名人なのだそうです(^^)

注：ネムリスというのはわたしのつくったキャラクターのことです。
　　2005.11.20〜11.25まで連続で投稿したイラストでご覧いただけます。
　ネムリスを見る＞＞＞

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「海と少年：習作3」

3/11のトコトコイラスト「海と少年：習作3」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Tokotokoillustration-01（2006.02.01〜）>>>>
のページでご覧いただけます。

　　　　　◇　　◇　　◇

3月11日のトコトコイラスト「海と少年：習作3」の少年です。

今日のわたしの頭の中での少年は
ご覧のような感じです。
だいぶキャラクターが近づいてまいりました。

ばりばりの、にっぽん人少年。
素朴な海辺の少年。

わたしはね、こうやってね、
いったい、この子はどんな顔をしているのかなぁ・・・って想像してね、
どうな表情をつくる子なのかな・・・とか
どんな性格の子なんだろう・・とか
何歳くらいの子なんだろう・・・とか
いろいろ考えてみながら、
ああじゃないね、こうでもないねって
外から攻めるようにして近づけていくと、
だんだん自分の中のその子と対峙できてくるんです。

存在としてのイメージが見えてくれば
その後で省略された絵を描いていても
キャラクターがぶれにくいんです。
（いえ、、、正確には、、、ぶれにくいハズなんです・・・(^-^;）

ゆっくりとね、もうちょっとね、
イメージ広げてみますね。
もう少し少年とあそんでもらったら
こんどはじいちゃんのイメージも広げてみたいですし・・・

　　　　　・　　・　　・

「海と少年：習作2」

3/9のトコトコイラスト「海と少年：習作2」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Tokotokoillustration-01（2006.02.01〜）>>>>
のページでご覧いただけます。

　　　　　◇　　◇　　◇

3月9日のトコトコイラスト「海と少年：習作2」の少年
まだまだキャラクターを探り中です(^^;

すこし日本人になりましたね〜。
主人公は、ばりばりの“にっぽんじん”なのです。
この前描いた少年は西洋の潮風が届きそうだったので
もうすこし日本人にしようと思って描いてみました。

このあともまだまださらにさらに、デフォルメされて、こなれていくと思います。
でも、最初にわたしの中で基準になる男の子の姿をしっかり作っておかないと
デフォルメしたキャラクターが魅力的でなくなってしまいますからね(^^;

はなしは変わりますが、
みなさんお風邪などひいていませんか？、、、大丈夫かなぁ。。。
わたしの周りで風邪ひきさんがけっこういます。
幸運なことにわたしはひいていないのですが
昨日首を寝違えたみたいで、いたいです(T_T)
夕方より少しは楽になりましたので、
これから悪化することはなさそうです(^^)

元気がいちばんですよね☆
みなさまもたいせつなお体しっかりケアなさってくださいね〜〜☆

　　　　　・　　・　　・

「海と少年：習作1」

3/4のトコトコイラスト「海と少年：習作1」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Tokotokoillustration-01（2006.02.01〜）>>>>
のページでご覧いただけます。

　　　　　◇　　◇　　◇

「海と少年：習作1」

　　　白波たつ青い海
　　　
　　　朝、海を見て
　　　昼、海を見て
　　　夜、海を見て
　　　
　　　大人になり
　　　すてきな物語を書いた
　　　
　　　少年のこころがつまった
　　　海の物語を書いた
　　　　
　　　　　◇　　◇　　◇

3月4日のトコトコイラストです。

わたしの次回作のための習作なのですが
さっさとトコトコご披露してしまいます。

描いてみて、本番では
もう少し少年の年齢を若く（幼く）しようと思いますが
これはこれでとりあえず満足作品です(^^;

今日はこの作品の準備で、海を取材してきます。
物語の舞台はとくに瀬戸内海に限ったものではないのですが
原作の作家さんが育った海が瀬戸内海なので、
わたしが描く海は勝手に(^^;、瀬戸内海のイメージで描こうと思っています。

今日、取材に行くのは、とりあえず近場の海です。
晴れるといいな〜〜(^^)

　　　　　・　　・　　・

「双葉-その15-」

3/1のトコトコイラスト「双葉-その15-」です。

この絵は一部分のトリミングです。全体は
artWorks＞Tokotokoillustration-01（2006.02.01〜）>>>>
のページでご覧いただけます。

　　　　　◇　　◇　　◇

「双葉-その15-」

　　　土にもぐって、新芽のふたばになりすまし
　　　むせきにんな約束を繰り返していた
　　　ふたばじい
　　　
　　　『あらまほしの実』の殻をさがしに来ていた少年コト
　　　
　　　妙な縁でいっしょにコトの村にいくことになりました
　　　
　　　『あらまほしの実』の殻を青いふくろにいれたコトにむかって
　　　ふたばじい　がききました
　　　
　　　「お、おい、おまえ、それをどうする」
　　　
　　　「ばあばにわたすの　
　　　　『あらまほしの実』の殻をさがして採るのがコトの旅
　　　　だから、コトはここにきたの。
　　　　とれたから、コトはかえるの。
　　　　いこ、じいじ。」
　　　
　　　「わ・わしはおまえのじいじじゃない。
　　　　わしは555歳の樹齢を誇る長老妖精じゃ」
　　　
　　　少年コトは、ん、とうなずいて
　　　ふたばじいの手をひきました
　　　
　　　「じいじの手・・・つめたいね」
　　　
　　　「まままま、まて、おい、こら、手を引くな。」
　　　「わしはおまえのじいじじゃない・・・」
　　　「おい、だから、こらはなさんか、おい・・・」
　　　
　　　トコトコ歩き出すコトと、抵抗しながら歩くじい
　　　空にはコトの友達の小竜(コリュウ)が
　　　気持ちよさそうに飛んでいました
　　　
　　　　　◇　　◇　　◇

2月29日のトコトコイラストです。

というわけで
この話はこれでおしまい、
第一話　「完」　です(^^)

みなさんのおかげで〜〜！！！
なんとか無事に
ここまでたどりつけました。

この話をつくっているのは
ほんとに、こうしてご参加くださるみなさまなのです〜〜！！

しばらく休憩して、また第2話をはじめます。
みなさまおいそがしいとは
じゅうじゅう承知の上のおねがいです(^^;
第2話もなにとぞがんばってご参加くださいますよう
よろしくお願いいたします！！！！！

というわけで・・・・
お話はさらにゆっくりとつづくのです・・・・・(^^)
m(__)m

　　　　　・　　・　　・